町村電算システム議会、町村長と議長の政策研究会

町村電算システム共同事業組合議会の定例会がきのう開催され、洪水後の雄物川を渡り秋田市へ向かいました。

国道13号線沿いとちがい、高速道は山地に近い場所を多く通るため雄物川などによる浸水箇所はわずかの地点にしか見えません。それでも「こんな所にまで洪水が」と確認できる農地や、豪雨により山土が方々で崩れ落ちた跡は見られました。

議会の開会に当たって、まず、被災されたみなさんへお見舞いを申し上げました。

議会は、平成28年度の一般会計約6億1千万円余の決算案、29年度補正予算案を、それぞれ認定・可決しました。審議では、「電算システムになってからの、財政的メリット」
についての質疑があり、事業目的にそった費用削減がはかられている旨の答弁が金額をしめして説明されました。

議会後には、町村長と議会議長との恒例の政策研究会へ。今年の研究会は「なぜ女子はいま地域に向かうのか」-移住女子が拓く都市・農村共生社会-をテーマにした田中輝美氏の講演。自らをローカルジャーナリストと位置づける田中氏は、大阪大学を卒業後山陰中央新報社の報道記者として活躍、2014年秋に同社を退職して独立、島根を拠点に活動されているジャーナリストです。

以前に横手でも講演されたことがあり、最近は、郵便局関係からの講演要請も各地からあるということで、UIターン(とくに女子)について、島根県の実例をひきながら語られました。

移住にあたって大切と思われる心がけについて、「個人の幸せのみでなく、社会の、みんなの幸せを考える若者が増えている」「何でもいいから、とにかく移住をすすめるではダメ。移住してその地域と関われることを明確にしたものが必要」「永住を前提とする移住にこだわりすぎるのは考えもの。たとえ移住しなくても、今後その地域と関われる人々が多くなることが大切」などを、こちらは講演をお聴きしながらポイントと思ってメモ(講演を正確に表したものではありませんが)していました。