きのう、村消防団の訓練大会が、朝から猛暑(午後の岩井川国道の温度計は36℃)の下で行われました。
お仕事をもちながら、早朝、夕刻、休日にと、この日まで練習に明け暮れた団員のみなさんのがんばり、それをささえるご家族や職場のみなさんにも頭が下がります。大会当日の技の披露も、小型ポンプ操法をはじめ湯沢雄勝地域ではトップクラス常連のみなさんが多いだけにそれは見事なもの。
今年は、久方ぶりに女性消防団も復活組織(40数年前にも一度結成)されていて、みなさんの前で、頼もしい姿も披露されました。女性特有の力を発揮された活動へ村民の期待があつまっています。
▼「Kさんから、毎年のミズ頼まれだよ」と妻にいわれ、年に一度のミズ採りへ30分ほど出かけました。Kさんはお隣の旧村の方。北海道や県外の身内の方々に贈るのだそうで、注文は20束ほど。直売所の店頭に並んでいるのを求めていただければよいのですが、「オメなの、採る、ミズ、おしど(あなたの、採る、ミズがほしいそうです)」ということで、毎年たのまれていて、これは約束事のようなもの。
こちらはプロではありませんが、村内には、そういうひいきの「お客さん」をもつ稲作農家や野菜農家、山菜採り、キノコ採りプロの方が結構多くおられるようです。
7月はミズ(ウワバミソウ)がよく成長し粘りも出てきておいしくなる季節。我が家の食卓にはまだワラビが欠かさずならんでいますが、これから秋までは鍋物や味噌汁の具に、漬け物にと、ミズもフキとならんで大切な食材として利用されます。
4月、5月のあらゆる山菜、そして6月の深山タケノコ、里のワラビ、7月からのミズとフキの旬のモノ。いずれの山菜も、いつも記すようにもちろん化成肥料ゼロ、完全無農薬で育つそれこそ野の菜たちですから、安心安全極めつきの食材。味噌汁などの菜は、ほぼ毎日食べるものだけに、こうした山菜は健康の面からも、もっともっと光があてられてよい食品と思われます。
ところで、そのミズがあるのは主に沢沿い。そこはこれからの季節のクマの食事場でもあり、大好きなサグ(エゾニュウ)の茎の根元を食べた跡が沢一帯に見られました。ミズやフキ採りで入山の方は、クマ除け対策をしっかりとる必要がありますよ。
▼先に、「今年のモミジイチゴは、やや小粒」と記していましたが、盛りの熟期となったらいつもの年と同じように立派な実が成っています。「小粒だ」などとあんまり早合点で結論づけるのはよくないと、また自然に教えられました。