代掻きを終えて

村の今週末は田植えが集中するとみられ、代掻きが真っ最中です。我が家も、おととい午後からきのう午前にかけて代掻きを終えました。

早朝4時半頃から作業開始しましたが、勤めをもちながらの稲作りの方々など、もうこちらより早く4時頃には作業にとりかかっている方もおりました。当方の体験からして兼業農家の代掻き・田植えの季節は、職務の遂行とともに職場のみなさんにももっとも気をつかう時期でした。おそらく、勤め現役のみなさんも、そうした事情をかかえながら早朝、夕刻などの作業に精を出しているのでしょう。

たんぼ脇にはレンゲツツジとフジの花が真っ盛り。畑のそば、たんぼ脇、家のまわりは山菜の笹竹(ネマガリタケ)やミズ(ウワバミソウ)、ウルイ、アザミなども食べ頃となり、栽培のワラビもいっせいに盛りの季節となりました。

これからしばらくは、村の家々の食卓に旬の山菜が切れ目なくならぶでしょう。今年は林道の雪消えがやや遅れていると思われますが、ガザ(タニウツギ)の花も咲き始めましたから、6月に入れば国道沿いなど深山のネマガリタケノコ採りもいよいよシーズン入りです。