青い鳥オオルリの初姿

金曜日、この春はじめて、オオルリの姿を自宅のまわりで目にしました。

木々の青葉がまだ繁らず見通しのきく今の季節は、渡り鳥の彼らを人家のそばでよく目にすることができます。それはキビタキも同じで、同じ科に属する小鳥の仲間であるためか、キビタキはよくオオルリの群れに混じっているのを見ることがあります。

二種の小鳥とも、色と鳴き声の美しさでは野鳥随一の魅力にあふれる存在。それに、この仲間の小鳥は人がある程度近づいてもそんなに急いで遠くへ逃げることがなく、飛び立ってもまたすぐそばに止まりますからサービス精神旺盛で、野鳥観察の方々にはとってもうれしい小鳥でもあるのです。

▼待ちに待っていた国道342号線が28日ようやく開通しました。開通に先立ち、雄勝地域振興局長さんや、大関、東海林の地元県議二氏などにも出席していただき開通セレモニーが行われました。同国道は、ごく一部でまだ雪崩などの心配もありしばらくは日中だけの開通で、夜間は通行止めとなります。

高原の須川温泉・栗駒山荘も、開通にあわせて営業を再開。当日は、真っ白な展望が眼前にひろがり、鳥海山も遠望の大露天風呂に早くもなじみのお客さんたちがつめかけていました。写真は、室内の休憩大広間からガラス越しにのぞんだ眼下のイワカガミ湿原周辺と、秣岳の稜線、それに鳥海山の遠望です。

▼土曜日は部落総出の春一番の作業日。公園や神社などの冬囲い解きと落ち葉などの清掃、国道や村道沿いなどのゴミ拾い、生活・農業用水路の清掃などがいっせいに行われました。

相変わらず多いのが道路沿いや河川敷の空きカンやプラスチック、農業用ビニルや青の大きなシート類。草木の葉が生い茂らない今の季節はいずこでもゴミの存在が目立つとき。おそらく一歩山に入れば、林道や国道沿いなどへの不法投棄ゴミが、村の方々でまた今年も目につくでしょう。たばこ吸い殻のポイ捨てや河川敷の大ゴミも結構目につくようです。

「日本で最も美しい村連合」の一員に恥じない景観維持と心がけで求められるのは、「わが村は、不法投棄、あるいはたばこの吸い殻捨てなどマナー違反のゴミ捨てを決して許さない」という村一丸の姿勢でしょう。その点では、成瀬川をはじめとする主な河川敷などは、なんらかのかたちで大規模なクリーンアップ作戦が年に一度は必要と思われます。

美しい村の最も大きな象徴の1つが、校歌や村民歌に歌われてきた我々の誇り母なる成瀬川であり、川のゴミ対策に本腰を入れるのは、世界に向けて美しい村を発信しているものの当然のつとめと思われます。裏返せば、川のゴミをそのままにしておいて「美しい村」を語るのは、みなさんに失礼に当たるということになります。と、そういうことで、人里を流れる川で、日本で最もゴミのない美しい川をなんとかして実現したいものです。