育苗ハウスへ苗箱据え盛り

村の育苗センター(JAへ運営委託)で種まきされた水稲の箱苗が次々と芽を出し、村内各地の農事組合法人や個人の育苗ハウスへ運びこまれ苗床へ据える作業が盛りです。

わが家は数年前の豪雪で育苗ハウスが倒壊してから苗づくりを止め、JAから購入しています。JAの委託で苗を育てる農家から植え付けられる状態に育った苗を運ぶので、今では育苗には完全にノータッチの農家となっています。むかしから米づくりでは「苗半作」とか「苗作りをしてこそ、一人前の農家」などともいわれてきました。わが家は、職業は「農業」と記しますが、この面では半人前の農家になっているということになります。

長年の経験からして、苗づくりは、種まき前の事前の準備から種まき後の日常の管理までそれだけ大変で気苦労の多い仕事。村内でも、個人で苗作りをする農家は年々少なくなっていますが、理由はそうした難儀もあるからなのでしょう。

委託を受けて苗を栽培する農家は、多くの農家に苗を渡すまで大きな責任を負って管理にあたります。法人組織のみなさんや個人で規模を大きく苗栽培をしている方々も、苗作りに失敗すればその影響が大きいだけに、みなさん、これからおよそひと月、気のぬけない日々が続きます。

▼きのうは県南地区農業委員会会長会の総会で大仙市へ。過ぎた活動を確認し、今年度の事業計画などを決めました。

多くの市町村で農業委員の任期が7月までとなっており、新制度に基づく委員選任のための公募が始まっています。わが村は現在公募期間中ですが、すでに募集の締め切りを過ぎたところがあり、そこでは定数を上回る応募者となっています。農地利用最適化推進委員についても定数を超える応募数となっているところがあるとのことです。

選任名簿案を仕上げるための大きな仕事が、それぞれ待ちうけている状況が話されていました。

▼おとといでまだ雪がこの程度残っているわが家のワラビ栽培転作田。おきまりの春作業で鶏ふん散布を行ったところです。