雪の精のようなキノコ

初冬と早春、いずれも雪と隣り合わせの低温下で育つめずらしい菌類、その名はユギノシタキノゴ(エノキタケ)。

私の散策コースには、雪解けにあわせて春の季節のキノコが雪の下から次々とカオを見せるようになっています。今回のキノコはそれほどでもありませんが、真っ白な雪とならんでいるその姿は「まるで雪の精」とよびたくなるようなキノコです。

むかしの人々は、積雪の下でこのキノコが育つ様子をよく観察していて、こんな名前をつけたのでしょう。名のとおり、雪の下で成長していて、春のときなら、雪が消えて見えるようになったらたちまち採り頃ということが多いですからね。

水辺にはアザミの若芽と、小さな小さなコゴミもでていて、雪の精のキノコとともに初物を味噌汁でいただきました。

▼きのうは農業委員会の4月総会の日。議案審議のほかに、今年度の農作業標準賃金・料金体系を、JAのセンター長にも協議に出席いただき、前年度と同額とすることを決めました。

肥料や農薬、燃料類などの価格動向には現在のところ大きな変化がみられないようで、それらの要素を考えながら据え置きとしたものです。