新型コロナウィルス関連で全員協議会

村議会全員協議会がきのう開かれました。新型コロナウィルス感染症に村が対応してきた状況や今後の方針などについて説明をうける目的での会議です。

この感染症対応では、村はまず災害対策部を今年2月27日に設置。4月1日にはそのまま災害対策本部へ移行。同8日午前9時、今度は国の対応をふまえ法に基づく「東成瀬村新型コロナウィルス感染症対策本部」が設置され、この日まで4回にわたる対策本部会議が開かれています。広範にわたる危機管理課題なのでその担当部門は総務課となっています。この日の説明には、個別分野として村有観光施設の指定管理者である秋田栗駒リゾート(株)からも出席していただき、栗駒山荘やホテルブランの営業動向も聞きました。

説明を受け一定の質疑や意見などが議員各位から出されました。いずれこの感染症は村政のあらゆる部門に影響する大きな対応課題であり、今後も状況をみて随時、議会としての提言も視野に置いた活動がすすめられます。

▼おととい、所用で横手と湯沢に向かいました。途中、県内でも有数の観桜公園とされる増田の真人公園と湯沢市の前森公園そばの道路を通りました。

どちらの公園も今年は小鳥ウソの食害がほとんどなかったらしく花の着きは見事。暖冬で例年よりかなり早く桜がほぼ満開のように見られましたが、人の姿は少なし。公園入り口には新型コロナ禍を理由に「花見宴会」のお断り書きがどちらにも掲げられていました。

公園の長い歴史のなかでもこういうことはあまりなかったことなのでしょう。花の咲きそろいが見事な年だけに、全国、東北、県内と、観桜行事にいろいろと関わるみなさんの無念がよけい強く感じられました。

▼村の育苗センター(JAこまちに指定管理)でつくられた緑化苗が各農業法人や個々の農家の育苗ハウスへ移される作業が始まりました。個々の家々での種まきも村内あちこちで見られるようになっています。

新型コロナウィルス禍で社会は春のはじめから大きな痛手をうけています。それだけに、こういう時だからこそ「なんとか、今年の田んぼは、良い作でありますように」との思いが、いつもの年より強く苗に、そしてこの苗を育ててくれるお天気にこめられるような気がします。まずは5月末の田植えまで苗が順調に育ち、田んぼに移植されてからも豊かな稔りの秋となることを願いたいものです。