「ああ、ええなぁ!この景色」(その3)

空模様の変化にあわせた尾根と沢への上がり下りを終え、今度は帰りの道で尾根を北へ移ります。そこで空の青がさらに増してきたのでまた氷雪をまとう小さなブナたちにカメラを向け、下山を開始です。

途中、ウルヰのワス(表層雪崩)跡にもカメラを向けました。カントリーパークにもスキー場ゲレンデのリフト最終地点から圧雪車が下りていて、従業員のみなさんが施設を覆っている雪寄せ作業などにはたらく様子を見下ろしました。

村側のブナの林では、昨年はブナの実が大不作だったのに、例外のように実を結んだと思われる木もまれにあり、その木をみのがさずに登り実を食べたクマの食事跡が二箇所ほどにありました。太い枝のことごとくをへし折った跡と、新しい爪痕が無数につけられています。爪跡の大きさからしてどうやらこれは親子連れのクマのようです。

車に到着は2時頃。帰宅してすぐ、成瀬川の岸辺に向かい、この日半日滞在していた県境の尾根を下からまた眺めました。晴天なのに気温は夕方まで上がらず、尾根の木々をまとう白い輝きは朝からそのまんまの美しさでした。

それからウルヰの雪崩場所に向かい、ワス(表層雪崩)の跡を確認しました。少しの新雪量でもこの規模の雪崩ですから、新雪がもっと多かった時を想定もしました。

これから先、道路の春山除雪や栗駒山荘開業準備で人々の山行きが始まります。春先の新雪ドカ雪によるワスにも、そして何よりも豪雪の年ですからヒラ(底雪崩)には要特別警戒です。おととい記したように、ひび割れ前兆無しで、いっきに滑り落ちるヒラ(底雪崩)
も山では時々みかけますから、なおさらです。

▼きのうは予算特別委員会が開かれ、補正予算案と、一般会計当初予算案までの審査が行われました。

議会事務局提供

小学校でまたインフルエンザへの罹患児童が増え始め、1年生と4年生が学年閉鎖になる事態ということをお聞きしました。16日は待ちに待った卒業式。これ以上流行が広まらなければよいのですが、なんともこれは心配です。