新たな農業委員が決まる

23日、村議会の6月定例会議を日程どおりに終え、本会議はひとまず休会となりました。

この日は、これまでの公選制度から村長の選任を経て議会の同意を求める制度に変わった農業委員の選任同意案件も審議され、全会一致で選任案は同意となりました。

選任にあたっては、そのために村が公募した期間までに定数に達せず、二次公募されるという結果になっていました。新たに選任された農業委員は以下の8氏です。()内書きは生年月日。提出順に、田畑会推薦の佐々木芳和(昭和27.5.17)、中立委員で商工会青年部の佐藤和(昭和61.2.23)、岩井川ファーム推薦の佐々木文一(昭和27.7.3)、JAこまち推薦の冨田富男(昭和28.1.5)、田畑会推薦の佐々木省吾(昭和24.3.9)、生産法人連絡協議会推薦の菅原守(昭和31.9.21)、田畑会推薦の半田大治(昭和33.12.20)、青年・女性登用でJAこまち女性部長の高橋祐子(昭和30.8.22)の各氏です。任期は今年の7月20日から3年間となります。

農業委員会の職務には、新しい法律のもとで農業委員のほかに「農地利用最適化推進委員」をおかなければならない市町村が多く、村では、新しく今回選ばれた農業委員会の第1回総会(7月20日の予定とききます)で決められ委嘱されるはこびです。その名簿(6名)は、現任期の農業委員会最後の総会となった先の6月会議で報告・確認されています。

日程最終日の議会では、陳情採択に基づく意見書案3件を全会一致で可決、政府や国会などに送付することに。このうち発議第4号(写真)は、世界規模で注目を集めている核兵器禁止条約の実現に努力することを政府と国会に求めるもので、唯一の被爆国の地方議会として、非核平和宣言の村の議会として、今世紀の人類がかかえる最大の課題ともいえる核兵器の禁止と廃絶にむけ、平和を希求する村議会の意思を明確にしめしたものです。

▼土曜日、国道397号沿いに咲いていた白花のガザ木(タニウツギ)です。昨年とはかなり離れた別の場所で見られた木なので、この木、白花はそれほどめずらしくないのかもしれませんね。

▼日曜日は、早朝5時から農業用水路の草刈り作業です。ここの用水路は、農業だけでなく冬場も通して生活用水や道路の消雪用水など一年中使われる水路なので、農家だけでなく水を利用するすべての関係世帯が作業に携わります。

それでも、用水路組合構成員の世帯は年々高齢化し、後継者の同居していない世帯もあり、作業へ参加できる方が少なくなりつつあります。農地は担い手への貸借などでかろうじてまもることができますが、用水路の維持にあたる人手確保はまた別の課題。こうした共同作業へ参加できない世帯が増えている現実は、多くの用水路組合や集落にも共通しているでしょう。