春のサモダシもおいしいもの

村議会の6月定例会議は15日に開会します。9日には議会運営委員会と議案説明を受ける全員協議会が予定されており、きのうはそれらに向けた打ち合わせを行いました。

▼過ぎた休日に童と天正の滝を訪れました。車両はまだ通行止めのままです。滝壺まで下りるのは今年はじめて。雨続きの天気だったことと、上流部の谷には雪崩の残雪が厚い箇所もあるため滝の水量が多く、瀑布の音は豪快で霧のしぶきも強く吹きつけます。

下りる途中の清水脇、あちこちに横たわった枯れ木にはキノコのサモダシ(ナラタケの仲間)がいいかたちでいっぱい生えています。春のタケノコ採りシーズンになるとよく目にするキノコですが、秋とちがって採る人がほとんどいません。

ヒラタケやシイタケなら春でも秋でも喜んで採られるのに、なぜかサモダシだけは「時季でないものは食べない」「春のサモダシは毒かもしれない?」などの頑固な言い伝えがあるのか、採り人ほとんど無しですから不思議なものです。

こちらはそういうのは平気。まちがいなくこれはサモダシ。いっしょに出ていたヒラタケや深山で旬のアイコやアザミの茎とともに味噌汁でおいしくいただきました。よい出し味のキノコであるうえに新鮮な山菜との相性もよく、ほんと、春でもサモダシはおいしいですよ。

深山の合居川渓谷入りしたおかげで食卓には久しぶりにアイコ、ホンナ、シドケ、コゴミ、ウドなど春の山菜が仲間入り。里のワラビとともにもう少しの間、初夏なのに「春の山菜」を楽しめる日が時々訪れます。