フジ花ふたつ

庭園につくられたフジ棚、そこに咲くフジの花は「観る」を目的で手がかけられていますから美しいのは当然ですが、野に咲くフジの花には自然だからこその美を感ずることができるものです。

村内でも、大字田子内や岩井川地区ではそろそろ花の盛りを過ぎようとしているフジ。様々な樹木に巻きついて花を見せるのはどれも同じですが、その巻きつく樹木によって花の装いにはちがいがあるものです。

こちらの観る目では、フジの花の美しさを際立たせる樹木はカツラ(抹香)の木。写真はそのカツラに巻き付いているフジの花です。カツラ特有の樹形や葉の姿と葉の色がフジ花の紫色をひきたたせてくれるから、と思いながらながめています。

フジの花でもう一つ目をひかれるのは、わが集落の野にある白花のフジ。この蔦は、花盛りの時を少し過ぎていても人目を惹く魅力をもつ貴重な存在です。

▼今朝の外気温はマイナス8℃。家の中では暖房を欠かせぬ日が続いていて、植え付けられたばかりの田んぼの苗たちも寒さをこらえながら温かい時が来るのをまっています。クールビズどころではないので、今朝は半分冬構えのいでたちでたんぼの見回りにでかけました。