6月議会開会日にタケノコ採り捜索出動

村議会6月定例会議がきのう開会されました。提出議案などは議会ブログに載せてありますのでここでは詳しくふれません。様々な要因で国保税の税率引き上げ(1世帯あたり年額約1万円の負担増)が予定され、それにともなう条例案や農業委員選任案、補正予算案、マイクロバスの購入契約などの議案が提出されました。

▼議会開会中、「須川高原でタケノコ採り遭難が発生」の報が村に入ったらしく、その日の議事日程を終え本会議を散会して議場から出たら、副議長(消防団長)のうごきがあわただしくなりました。「捜索出動の要請があった」ということで、消防担当課の動きも激しくなっています。昼の12時を過ぎていましたが、陳情審査の常任委員会が昼食をとらずに続行されました。

前日、こちらが須川高原に上がり、帰りになってもまだ国道に山形ナンバーの車があったので「ずいぶん遅くまで山に入っているものだ」と、車から下りてながめましたが、どうもその車の方が遭難したというのです。

遭難翌日日中になっての捜索要請ですので、村の捜索救助隊員も出動できる方が少なく、こちらも急きょ捜索活動に加わることとなり隊員一同と高原に向かいました。それこそ飯を噛み噛みのあわただしい準備で、仕事現場にいた捜索隊員のみなさんも含めそれは同じだったようです。それでも活動できる員数はなんとか集まりましたから、隊員の結集意志の強さはありがたいものです。

幸い、捜索ヘリが飛行できる天気だったのでまもなく県警のヘリが遭難者を発見、負傷しているらしく吊り上げ救助されヘリで病院へ搬送されました。悪天でヘリが飛べなかったり、地上からの捜索に支障のあるような天気の下で「もう、一夜、高原で寒い時を過ごすことになっていたらどうなっていたか」と想像し、天気が悪くなくてほんとによかったと思いました。

遭難救助された方は山形・新庄市の男性(65歳)ですが、この日もほかに山形ナンバーの車がみられ、集団で来られたのでしょうか、タケノコ採りとみられる山形のマイクロバスも、登山道とはまったく無縁の場所に止まっていました。今年は山が遅れていますから、もう10日間ほどは「タケノコ採り遭難」に備える日々が続きます。