新農業委員の人事同意予定議案など届く

6月議会で審議予定の議案がきのう夕方近くに各議員へ届けられました。

例年6月議会に提出される補正予算案などとともに、今議会で特徴的なのは村農業委員の選任についての同意議案が予定されていることです。

農業委員についてはすでに公募(一回目の公募で定数に満たず延長による再公募もなされた)が締め切られており、定数8名に則った予定議案が届きました。現定数は14名なので農業委員だけでは定数6名減となりますが、ほかに農地利用最適化推進委員6名が公募の名簿にあがっており、農業委員会全体の業務にあたる委員の人数は合わせて現在と同じ員数となります。最適化推進委員6名(内女性2)は農業委員会の総会で決められます。

今回議案に付される予定の新農業委員の構成では、現職が3名、新人が5名となり、うち女性が1名。法の関係で新しく構成に加えることになった中立委員(非利害関係者)には、村商工会青年部の方の名前があげられています。

9日には、議会日程の取り決めや議案説明などのために議会運営員会と全員協議会が予定されています。

▼きのうのタケノコとクマのこと。肝心のクマがタケノコを食べた跡の写真を載せないでしまいましたので、今日追録しておきます。それと、一級品のタケノコの写真も。これぐらいのタケノコだと、安価がウリの村の直売所でも1㎏で約1000円とか。健脚の方だとだいたい一回に並で30㎏は背負うでしょうから、タケノコ採りは一回山に入ればいくら、一日にご夫妻で二背となればいくらとなるか、およそわかるでしょう。むかしから、タケノコ山は宝の山だったことも理解できるでしょう。一度に50㎏も背負うという猛者もおるということですから、人間社会、どんなところにも上には上がおられるものです。

ところで、村内で長年山菜とキノコ採りを生業とするハギミのTさんは「タケノコを食べた跡がある時は、爆竹を鳴らすが、それでも逃げないクマがいる。クマが笹藪を動く時は笹の音がする。子連れのクマは母グマや子グマの声もする。だから、高齢難聴の人や、夢中になりすぎてタケノコ採りをすると、そういうクマが発する音が聞こえないから危ない」と言います。村でも超の字がつくほどのプロのベテランタケノコ採りのTさん、かってクマと2度もバッタリ遭遇したこともあるTさんの言葉も事故防止の参考になります。

さて、こちらはどんなクマ対策をしているかです。私は、普段はラジオを鳴らしていますが、タケノコ山に入ったら、時々、ちょうどクマやノウサギの巻き狩りのときのような大声を何度もあげます。その声を聞いたら、たいがいのクマは逃げ出すでしょう、が、もし、ほかのタケノコ採りの方がその声を聞いたら「何、さがんで、えるななべぇ、あの声。(何を目的に、叫んで、いるのでしょう?あの声は)」と不思議に思えて、笑えてくるかもしれません。巻き狩りの声音は独特ですからね。