あきたこまち黄金色に染まり始め

台風9号からはるか遠くにあってもその影響があってでしょう、県内は9月に入っても猛暑日がつづいています。

おとといから村は、東よりフェーン状の生温かい風が吹き、きのう朝も岩手境の尾根にはフカゲ(東風の霧)が厚くかかっていました。気温は高いものの風があるので村は過ごしやすかったのですが、盆地のほうは暑さでつらい一日だったと思います。

稲穂がだいぶ稔り色を濃くしてきたので、きのうは田んぼのぬかるみ状態を確かめに圃場の中に入ってみました。

4日のにわか雨の後なので表土にはまだ湿り気があります。でも水はけは適度になっていて、このまま予報通りの天気が続いてくれればまずまずの状態で刈り取り作業を進められそうです。田んぼには尻尾を赤くし始めた各種トンボたちの姿が増えてきました。生きものたちも秋の始まりを自然の何かから感じ取っているようです。

晴天続きでいっきに穂の登熟が進んできましたから、今年も稲刈りは案外早くとりかかれるかもしれません。週間予報どおりだと、20日からの連休は平野部を主に県内の稲刈りいっせいスタートの週間となるかも。

圃場の一部には、今年2度も抜き取り作業をしたのに「ビッキの鼻通し」(クログワイ)と呼ぶ雑草がまだ多く、抜き取りにほぼ一日を要しました。