高級きのこハタケシメジ参上

家のまわりで生長を待っていた高級きのこのハタケシメジ。待ちきれずに7日に採りました。

生長の頂点に達した株もあれば、まだ採るには惜しい株もありましたが、一回でドンと美味しさを味わうためには一定の量も必要。片方の株の生長を待っていれば、別の株の生長が過ぎてしまうほど株の大きさがふぞろい。なので「やむをえない」と、みんな地面から離し、おいしくいただきました。

今年の我が家で食卓にあがった野のキノコは、雪解け直後のユギノシタキノゴ(エノキタケ)、ヒラタケに続く、ハタケシメジは3番目の登場ということになります。

この日は、山菜・きのこ採りセミプロ級の集落の方からワゲ(ヒラタケ)をいただきごちそうになりました。集落のブナの森では、昔からこの季節に最も多く発生するワゲきのこを「梅雨ワゲ」と呼びます。梅雨時はとくに大量に採れ、味も一等級なので人気のあるキノコです。写真最後の左側の白いキノコがそのワゲです。本来の色より白いのは、日のあたらない場所に生えていたためでしょう。

こちらも、「ワゲ採りだけを目的に、ブナの原生林へ」といつも思っていますが、このところ何十年も、今の季節のそんな目的の山入はできないでいます。写真の最後、左側が、いただいたそのワゲです。「梅雨ワゲ」は晩期の頃となっているようです。ハタケシメジと同じで、ワゲ(ヒラタケ)の仲間は春から秋まで採れる、キノコ好きにはとってもありがたい自然からの贈り物です。

ブナやミズナラの森では、もう少したてば色鮮やかな朱色のマスダゲ(マスタケ)が顔を出し、あと一月たてば、初秋のキノコたちも次々と登場します。