これはなんでしょう?

童話か、おとぎ話の世界に出てくるような花の実。これは春にいつもご紹介しているトガクシショウマの実です。

早春、ブナの森深山に咲くトガクシショウマ。花そのものも、あまり人目にふれることのない植物のうちのひとつで、環境省指定の絶滅危惧種です。花だけでもめずらしいのに、真っ白の実を見たのはこちらもはじめて。

ツルウメモドキ、サルトリイバラ、ブドウやガマズミの仲間等々、実の美しい植物としてあげられるのはほとんどが木の実。そんな中、草の実でこんなに人目を引くのは、タケシマランなどをふくめこの地ではそれほど多くはないでしょう。

日本人によってはじめて学名がつけられた植物とされるトガクシショウマ。種そのものも希少で、かつ花も美しく、実も不思議な魅力を見せる植物です。

▼妻がつくるナスとキュウリが、今年も食卓にあがり始めました。新ジャガイモも試食できるようになっています。畑からはもう少し日が経てば、トマトも収穫できます。完全無農薬でつくられる野菜。自家栽培の良さはなんといってもそこにあります。