染め和紙と活性炭入りのマスク

マスクを手放されないくらしがつづいていますが、あれほど世間を騒がせた政府から配給のマスクをかけている人の姿は今もほとんどみられません。

もっとも必要とした時からかなり遅れて各世帯に届いたマスクでしたから、その多くは各家庭のどこかにしまわれているのでしょうか。遅れて届いただけでなく、なぜ配給マスクを着ける方がほとんど見られないのか、税金を何百億円単位で大量投入しての事だけに、これもきちんと検証が必要と思われます。

そんな中、新型コロナと共に暮らす年月がしばらく続くとみてでしょう、マスクについても国産の割合が増えていることを報道で知りました。あわせて同じ国産のマスクでも、大量生産から手作りまでマスクそのものもいろいろな工夫が凝らされ、創造性豊かなマスクも各地でつくられているようです。

私の知人や友人たちのなかにもそんな方々がおられて、そのグループがつくられているマスクは素地は染めた和紙、複層構造の一層にはさらに活性炭がくみこまれているというもの。さらにそれらのなかには、アマチュア画家による絵柄が印刷されているマスクも。こうなったら、防疫用ながらも半ば芸術作品のようなマスクといえるかもしれません。

このほどその手作りマスクを入手する機会があり着けてみました。鼻と口の部分がやや盛り上がり空間ができるデザインで、和紙づくりであるうえに活性炭の層があるからでしょうか暑さのなかでも意外と息苦しくなく快適です。

コロナとのつきあいは長くなりそうです。マスクも、コロナウィルス防除にもっとも効果的な構造やあるいはデザインもふくめ、まだまだいろんな工夫がこれからされてゆくのでしょう。

▼先日蒔いた大根がきれいに芽を出しました。連日の猛暑にもめげずよく芽を出せるもの。乾ききった畑の土とこういう新芽を見ると、そろそろ少しのお湿りがほしいと思えてきます。