待ち焦がれた川泳ぎ

ようやく晴れの時間が長持ちしてくれたお盆送り火の日。川遊びを待ち焦がれていた童たちとともに自宅前の成瀬川に出かけました。

異常に雨の多いお天気は8月になっても続いていて、お盆なのに川の水はずいぶん多く、流れの勢いが強いままです。ふだんなら瀬のどこでも童たちが自由に往き来できるのですが、所によっては大人が沿わないとそれがやや不安なほどの流量の多さです。

でも一帯の川の様子は昔からどこがどうなっているかよく知る所。童たちが遊べる範囲の淵と瀬を見定め、存分に水浴びをしてもらいました。

流量が多いので、普段ならたくさん獲れるカジカも発見できる場所が少なく、網に入ったのはたった1匹だけ。川の水も、日照不足と水量の多さのためでしょうか、この季節にしては温度が低く、童たちは「冷た~い」と歓声をあげ、陽射しに温められた石や温んだ岸辺の水で時々体を温めながら水と戯れていました。こどもは風の子といいますが、童というのは、川の子、海の子、水の子でもあるのですね。