中央要望と首都圏なるせ会総会

今年の中央要望活動は、例年にないほど温かなお天気が続き、各省庁や議員会館への屋外移動の歩きも快適な気分で行うことができました。

都内、とりわけ東京駅、皇居周辺、国会と議員会館周辺は、天皇の祝賀行事が9日~10日にかけて行われるためにいつもとちがった光景、いつもとちがった人の動きが多くなっていました。警視庁だけではなく「福井県警」などという制服着用の警官も見られましたから、警備の方々も全国から集められているようでした。

要望行動は予定通り進み、財務省、総務省、国交省、そして衆参各国会議員事務所、総理官邸では菅義偉官房長官へと、要望書を直接届けました。

今回も、みのり川国交副大臣と事務所のみなさんには、様々なご配慮やご案内で大変お世話になりました。この場からもあらためてお礼を申し上げます。

▼8日はいつものように首都圏なるせ会へ。31回目の総会は会場確保の関係で平日の開催日となったためか、いつもより参加される方がやや少なかったようです。

しかし、懇親会となればあの広い砂町文化センターの会場は例年と変わらぬ大にぎわいに。地区、同級生、知り合い同士の各テーブル、身内同士の席などでの楽しい語り合いが、あっちにもこっちにもと見かけられました。ゼンマイ、サグ、ワラビ、納豆汁、カスベ煮、いぶりがっこ等々の郷土料理を食べながらの懇談は、あっという間に過ぎてしまいました。

帰りの車窓からは頂を白くした岩手山が西日をうけて輝き、奥羽の脊梁を抜けたら、積雪前のたんぼのあちこちに白鳥たちが舞い降りていました。立冬を過ぎた雪国では、いよいよ初冬の風を肌が敏感に感じ取る季節入りです。

▼10日は、残していた冬支度のひとつ「薪入れ」作業に手をかけ、作業を途中にして東成瀬中学校第19期会の懇親会が開催されるホテルブランへ。

今年は椿川の方々が古希を祝う同級会を夏に行ったばかり。加えて19期会の今年の当番幹事が椿川ということで、椿川のみなさんはいわば二度目の「同級会」ともなったわけですが、みんなで20人を少し越える参加で楽しく食事と語り合いの時を過ごすことができました。なるせ会でも同じようなシーンが隅々で見られましたが、同期、同級生とはありがたいものです。

明日からまた都内へ向かうので、今年は里に雪が下りないうちに冬支度を終えることは無理のようです。自宅まわりに育つユギノシタキノゴ(エノキタケ)は、寒さが厳しくなるほど菌の生長がうながされるらしく、立冬を過ぎたらキノコはたちまちのうちに大きくなり、黄金色の傘もピカピカ。寒くなったら傘の輝き色もひときわ増してきたようです。

焼石連峰の三界山など村からのぞむ主な山々は雪化粧が続いています。集落でも、お隣山内・三又境のブナ林まで落葉が終わり、ヘビ、カエル、アネコムシ(カメムシ)たちも立冬を過ぎたらほとんど冬ごもりに入りました。週末には里への初雪も予報されていますから、キノコだよりが綴れるのも根雪になるまでのあとわずかでしょう。