初冬の須川高原

4日、「落葉の終わった景色を見よう」と久しぶりに須川高原まで上がりました。

5日正午で国道が冬季閉鎖されたため、この日は今年最後の高原行きです。途中、ビューポイントから落葉の終わった東山をまずはながめます。この日は頂きに雪は見えませんでしたが、その夜から翌日朝にかけて初冠雪ラインは東山頂きまで下がり、焼石連峰も大森山や蟻巣山まで初冠雪となりました。

3日夜からの冷え込みで、栗駒山や秣岳の頂きは一足早くうっすらと雪化粧していました。暖かだった今年は、これが栗駒の初冠雪だったのでしょうか。時折の陽射しに雪化粧が反射して、晩秋、というより初冬の風情がいっそう印象深く目に映りました。

この日の高原行きのお目当ては野鳥の森の散策。湿原の池塘に植生しているヒツジグサの草紅葉をながめようとしたのですが、もう色づきの盛りはとっくに過ぎていました。

それでも、落葉の終わったブナとヒメマツ(キタゴヨウマツ)の緑、池塘と草紅葉の初冬景色眺めには満足。この3連休は、すでに紅葉は終わっているものの高原の温泉を訪れる方々がとても多かったようです。あの大自然の雄大さをながめながらの露天風呂入浴や食事、ドライブの快適さをみなさん体験しているから、きっとそれで車を向けるのでしょうね。

須川高原の温泉施設も5日の国道閉鎖にあわせて今シーズンの営業は終わり。来年の4月末まで、高原はまた長い冬ごもりに入ります。