7日は、秋田県立大学の開学20周年記念式典。8日は保育園の運動会。運動会は最初のプログラムだけ加わり、所用があって早めに会場(雨天で体育館)を出ました。
さすが保育園の運動会、秋の発表会と同じように、乳幼児たちの保護者ですから会場はお若いみなさんの熱気に満ちています。それに、じいちゃん、ばあちゃん、じさま、ばさま、じさ、ばっぱ゜と呼ばれる祖父母や曾祖父母のみなさんがお出でになりますから、にぎやかさも、それはなかなかのもの。
▼8日の午後は、東成瀬源流シンポジウム実行委員会主催による「東成瀬源流コンサート」へ。小5の童が、コンサート前段の子ども仙人太鼓の演奏メンバーの一人。母親が勤めの日なので、送迎役を頼まれながらの観賞です。
チラシの写真にあるようにコンサートのゲストアーティストは、元オフコースの大間ジローさん。コンサートは、この日初公開の大間さん作曲の「なるせの源」という曲が演奏されました。作詞は大間さんの奥様。ご本人による詞のすてきな朗読の一コマもありました。
成瀬川とその源流、そして雄物川と日本海までを、赤滝と能恵姫伝説を背景にして歌い上げるすばらしい詞と曲でした。曲の間奏にはチェロの響きも入ります。それを奏でるのは、平成24年に建設省東北地方整備局湯沢河川国道事務所の所長に就かれた平野令緒氏です。平野氏は、現在北海道開発局に赴任されているようで、この日は会場の「ゆるるん」にかけつけ生の演奏にも加わっていただき、すばらしい音色を響かせました。
源流から河口まで命をささえる水の循環を、やさしく、ときに力強く歌い上げる大間さん。そしてピアノを弾きながらともに唄われた桜田マコトさん。お二人の歌唱が終わると会場からは長く熱い拍手が続きました。この日は編曲された吉田俊光さんもかけつけ、尺八の音色のことなどを語られましたが、編曲の裏話、その語りも魅力あふれるものでした。
となり席で聴いた小5の童も、最後の「なるせの源」の唄が終わったら、私に向かって「いい歌だね」とポツリと一言。帰って、母親にも「いい歌だったよ」と話してくれたそうです。大人の心も、童の心もとらえた名曲ということでしょう。われわれだけお聞きするのはもったいない。是非、全国のみなさんにご紹介できるようにしてもらいたいものです。
▼9日は湯沢市雄勝町小野で行われている「小町まつり」へ。新しく決まった第52代小町娘の先導で行われる稚児行列が、おがち保育園年長児たちによって行われました。童たちにとっては生涯に一度しかない「稚児晴れ姿」。いつもいっしょに遊ぶ童も出るので、何をさておきかけつけたということです。「美人の里」の小町まつり、 雅な伝統行事ですから、いつものように立派なカメラを手にした方々がたくさん見られました。