平成年代最後の1月招集会議開く

1月4日、今年の村議会定例会(1月招集会議)が開かれました。

平成年代最後の1月会議であり、また4月にいっせい地方選で改選されることから、当議会は現任期最後の招集会議ともなります。

2014年1月から通年議会制となり、「明けまして おめでとうございます」の言葉で今年の議会がはじまりました。年頭仕事始めの冒頭に開会される議会はこれで6回目ですが、前述2つの理由で、やはりいつもの議会とちがう独特の趣が議場にも、控え室でも感じられました。

今議会は議案提出なしで、4月29日の任期満了日までを会期とすることを決め休会としました。常任委員会などの活動は継続してどんなことでも必要に応じてとりくまれます。降雪、積雪状況が豪雪型を感じさせる模様となっていて、「雪関連対策」を念頭に置くことも運営委員会では話し合われました。

▼1月招集会議を終えた午後は村消防団の出初式。終了後は地元消防団の新年会へ。式典では概要次のようなご挨拶を申し上げました。

さきほど、それぞれの方々からものべられましたが、災害列島ともいわれる我が国では、西日本豪雨や北海道の地震など昨年も大きな自然災害が続出しました。村内でも、火災や除雪中のいたましい事故などもおきました。この時に、テレビ報道などでわれわれが目にしたのは、常備消防や警察の方々とともに災害現場で警戒や遭難者の救出にあたる消防団員の半纏姿でした。

国内各地を訪れることが私も時々ありますが、ビルが林立する大都会の片隅に、あるいは漁港のそばに、山深い町や村の集落に、平場の町にと、そこには地区の消防支部名を書いたポンプ置き場などが必ず見られます。それを目にする度に、私は、消防団という名を通じて、訪れた土地への親しみと愛着が湧き、わが村の消防団員の姿を思い起こします。ポンプ小屋と半纏は、人々が頼りにする消防の象徴でありまして、そのありがたい存在の皆さんへ重ねて深く感謝を申し上げます。

ところで、わが村に特徴的で備えなければならない大きな災害といえば、寒中の積雪期も強く意識した大地震、豪雨による土砂崩落と中小河川の土石流、それに栗駒山の噴火による登山者や宿泊施設などへの被害などが想定されます。これらの防災、減災、災害発生時の対応策については、みなさんも研修で学んでおられるでしょうが、「その時どうするか」「そのためにどんな備えが地域に必要なのか」という点で、どうか全国の大災害から教訓をいっそう学ばれて、村民の安心安全につとめていただきたいと思います。

また、個別に発生する火災対応や村に特徴的な山岳遭難捜索活動は、みなさんにとって常に気のぬけない任務で、ご苦労をおかけしております。火災については、死亡を伴うケースが、昨年、そして今年も年始めから全国的に多発しています。村や集落はそのために警報器設置を率先してとりくんできましたが、それとあわせて、屋外への避難がむずかしい構造になっている二階建て住宅からの避難方策などにも深い関心をはらい啓発していただければと思います。

なお、遭難捜索活動では、山に詳しい捜索隊員が年々高齢化しており、その確保・育成策とともに、大きな効果が期待されると思われるドローンの活用などにも、これは団だけのことではありませんが、いっそう目を注いでほしいと考えます。

▼5日は、村交通指導隊と防犯指導隊の合同「初出式」。終了後はやはり新年会へ。

▼6日は、年末31日に急逝された元議員佐々木朋文氏(90歳)の会葬に向かいました。
長い人生で培われた多くのことをわれわれは故人から学びました。ともに議会活動を過ごした当時を想いおこしながら先輩のご冥福をお祈り申し上げました。

▼きのうは部分日食の日。日本海側はほとんど雪降り予報でお日様の出番はないだろうと思っていたら、昼少し前に雲が途切れ空が明るくなり、流れる雲間からその日食がわずかの時間目に入りました。

寒中、雪が降るなかで、雲を天然フィルターがわりにしてながめる日食もまた風情があるものです。