雨天の屋内運動会

18日、激しい雨のなか雄物川の改修整備促進期成同盟会の総会で大仙市へ向かいました。

その雄物川は、昨年の豪雨氾濫被害で記憶に新しいところ。議案の事業報告のなかでも、被害発生の大きな要因となった堤防未整備区間の改修のための緊急要望活動が被災後幾度か行われたことがのべられました。そうしたこともあってこれまでにないほどの整備促進計画が具体化され、19日にはその着工式が計画されてもおりました。

ところが、あの大雨です。総会冒頭のあいさつで会長の老松大仙市長さんは、明日の式典は中止になるだろうの旨をのべられました。雨脚はその後も強く、雄物川や支流のいくつかが氾濫危険水位を超えるか一部で氾濫もあり、住宅や農地などへの浸水被害が報道されました。被災のみなさんには心からのお見舞いを申し上げます。

わが成瀬川も今年いちばんの洪水となりましたが、この川としては中規模の増水です。

 

 

 

 

▼雨天はその日の夜中も続き、19日の小学校運動会は体育館での開催となりました。せっかく練習したのですから、ほんのり温かな陽射しのもと、グラウンドで児童たちや保護者たちの躍動を拝見したかったのですがお天道様には勝てません。グラウンドでかけっこの晴れ姿をみてもらいたかった子たちは「残念無念」のおもいだったかもしれませんね。

でも、「高い山では雪も」という予報もあった肌寒いお天気でしたので、雨も寒さも心配ない屋内運動会はかえってよかったかもしれません。これはこれで運動する児童とそれを応援する保護者や家族たちとの距離感が近く、またひと目で全体が視野にはいるので「なかなかいいもの」とも感じました。


 

 

 

 

 

 

 

▼その雨の週末、自宅周りの笹藪では笹子(ささご・ネマガリタケノコ)が盛りの季節となりました。深山のチシマザサのような太いタケノコはありませんが、旨味では人里のタケノコもひけをとりません。


 

 

 

 

そのタケノコをはじめ、ウド、アザミ、ウルイ、セリ、クレソン、ミズ、ワラビ、タラノメ、コシアブラ、ゼンマイ、コゴミ、ワサビ、アエコ、ミツバ等々、みんな歩いてすぐ近く自宅から300㍍まわりほどの距離で必要な時にいつでも必要な量の山菜を手にすることができるのですから、これは「幸せなくらし」という範疇にはいるのでしょうか。

時々妻から、夕餉のお吸い物などを熱くしている途中で「あっ、三つ葉、ねえ、採ってしてけろ(あっ、ミツバがない、採ってきてください)」といわれ、軒下近くからミツバを摘むこともあります。また味噌汁の具が不足した時など、妻はやはり軒下近くからすばやくミズを引き抜いてきて当座をしのいだりもします。山里のくらしはこんなものです。

その山里で、たんぼに転作栽培しているワラビも、いよいよ採り盛りの頃となりました。