たんぼ堀を終える

途中で止めていたたんぼ耕起をきのう再開し、終えました。

集落でももっとも雪解けが遅い台地にあり、なおかつ粘土質のわがたんぼはまだ水たまりが少しあります。そのたまりでは、畦削りのときに見られたカエルの卵からオタマジャクシがぬけ出しています。そこに機械を入れるのはかわいそうでしたので、妻がすくいあげてほかの水たまりに移しました。

たんぼの水たまりはすぐに乾いてしまうのだということを、ここのカエルたちは知らずに卵を産みつけます。たんぼ地面が不均一で、カエルが卵を産めるほどの水たまりをつくるこちらがいけないのですが、命をつながなければならないこのカエルさんも、野の生きものらしくもっとよく思案して卵を産む場所をえらんでほしいものです。

たんぼ耕起にあわせて妻が「家庭菜園」なみにつくる畑も耕しました。畑の脇を流れるヤマメとカジカの棲む小川そばにはユキツバキが満開で、斜面にはヒトリシズカやキバナイカリソウが花盛りです。そこには、山のアスパラガスなどとも呼ばれるシュデコ(シオデ)も。シュデコは、さっそく夕餉で初物をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭先では、何年か前に仲間からいただいた白花のシラネアオイが鉢で咲き始め、露地に植えられたトガクシショウマも固有種らしい花姿を見せています。同じように露地に植えられたヤマシャクヤクは、雪だまりが多くて雪消が遅く、やっと芽をだしたばかりです。