平成の合併後、毎年一回は議長会をつくっている県内12町村を会場にして理事会を開催しているもので、来年の井川町で一回りを終えることになります。
理事会終了後、旧馬場目小学校(平成12年に竣工、25年に閉校)を活用した地域活性化支援センターを視察しました。廃校舎を活用し、起業にとりくむ方々を支援するこの事業には、旧保育園や旧教室などに現在約15の企業が入居。この起業を経て町での本格的企業活動にむけた準備が進められているようです。
こちらの注目を集めたのは、それらのうちのひとつドローンの操縦技術を講習する会社で、体育館を活用しての操縦講習がこの日も行われていました。
支援センター施設を活用できる年限は5年、町が特別にみとめれば最長10年ということで、その間に経営の力をつけ町内で事業展開していただくことが町のねらいとのことです。
視察では町の屋内温水プールも案内していただきました。県の未来づくり協同プログラムを活用して総事業費約5億2千万円でプールの改修を行った事業。水泳や水中歩行運動などを通しての町民の健康づくり、介護予防などがねらいとされています。
毎年こうして県内町村を訪れ、その町が誇りにしている事業、あるいは看板となる事業などを視察していますが、どの町や村にも歴史に育まれたそこならではの智慧を発揮されての個性あるとりくみがあるもの。古風漂う風格ある雰囲気に満ちた五城目、そういう印象をもった理事会行でした。