雷模様の天気ながら、開会時には晴れ、二度ほどの雨雲襲来で中断、テント下に移動しながら、閉会時はまた晴れとなり、みなさん、なんとか外での楽しいひとときを過ごすことができました。排水対策に多額の経費をかけた高機能のグランド整備でしたが、少々の降雨なら大丈夫。こういう時はほんとに助かるものです。
10月1日は朱沼神社の祭典日。ご案内をいただきましたが、五里台部落センターの竣工祝賀会と時間が若干重なるようで、祭典行きは毎年あることですので失礼しました。
各集落の会館建設や維持管理費にも、村内すべての住民への「公平な行政」という観点から相当額の支出助成が公費からされています。五里台センターは木造平屋建、床面積約98平方㍍。建物工事の事業費は約1,550万円、外構工事費が約256万円で、登記費用などを含めた総事業費は約1,815万円。うち部落の負担は約95万円です。
規模や事業内容のちがいはありますが、村のすべての地区に特徴的な集会所が新しくととのい、老朽化した会館の立て替えは、この五里台でまずは一締めくくりがつきました。部落・地区自治の拠点として活用され続けることをお祈りして乾杯の発声をいたしました。
▼それら所用の合間に家まわりの野原や里山に出かけ、出会った秋の幸たちです。
最初はサモダシ(ナラタケの仲間)。どうしたわけか、いつもの年よりも倒れた杉が腐った木に多く見られます。ほかはネスゲモダシ(ヤチナラタケ、ヤチヒロヒダタケとも呼ぶ仲間かな?)らしく、湿地に埋もれた柴木などに出て草の中から顔をだしています。
モッコラモダシ(ナラタケの仲間)は例年より早く最盛期。古くなった切り株の根元、主にナラ類の立ち枯れ木の根元に主として発生するナラタケの仲間で、つるつる粘り気はサモダシより少なく、我が家では味も一段落ちるとランクづけ。ただ、一株の発生量が多く、里山にとりわけ発生箇所が多いですし、茎も長く笠もきれいで、人気の高いキノコです。
次はシシタゲ(コウタケの仲間)。もう10月入り、やはり今年の発生量は極端に少なめです。続いて、黄色に輝き、時に木の葉をかさ上にのせたままの姿は、私の大好きなクリカラモダシ(クリフウセンタケ)。これも、例年より数はかなり少なし。いずれも、数だけでなくキノコそのものの姿に充実感がやや欠けている感じ。これらの菌類にとって、今年の発生・育ち環境はあまりよくなかったようです。
いかにもおいしそうなキノコにみえるのはアケボノサクラシメジでしょう。広葉樹林下に何本か株状で顔をだしていました。これは食タケですが、私は「こんなまずい、いやな臭いのキノコは二度と採らない」と評価。充実した茎とかさを見て楽しむだけのキノコです。