セミプロ級の山菜・キノコ採り人と誰もが認める先輩のKさんが、おととい「オオヒメジ(ホンシメジ)おえだぞ(出たぞ)、ほら」と見せてくれました。
「えっつぉの年より、びゃっこで、キノゴもクニャクニャず(いつもの年より、発生量が少なく、キノコもくにゃくにゃしている)」とKさんは語りました。
こちらの採り場に早速向かったところ、予想したように今年は昨年に続き不作。出ているシメジも本来のシメジらしいかたちからはほど遠し。欲しいと強く望むものほど手に入れるのは易くない、ということをキノコたちから教えられます。
集落の人々はこのキノコに大ヒメジと、大の字をつけた名前をよく観察してつけたものです。かたちはよくないものの、姿だけはこのとおり大と呼べる一本が中にはありました。
晴れ予報なのでようやく稲刈りにとりかかれると思いましたが、田んぼの一部に水がやや湛水状態でまたまた作業は延期です。晴れなのに無念。これほど作業開始が遅れたのは我が家ではおそらく初めてのことでしょう。記憶に残るめずらしい年となるかも。