例年とはちがう集団検診

村の集団検診がはじまっています。

きのうはわが集落の検診日。世帯数200を少し越える集落ですが、いつもの年だと集落全体が同じ日に行われ、さらにほかの集落の方々も都合によって加わるので人数が多く時間もかかります。

しかし、きのうは、新型コロナ禍のなかでの検診なので、集落を2つに分けて別々の日に検診が行われ、さらにほかの集落の方々は受診できないという枠組を決めて実施されました。受付時間も地区によって分けられ、検診会場のなかも、検診部門ごとに部屋ができるだけ細分化されていました。いずれも、コロナ予防対応で3密を避けるための工夫のようです。おかげでとても円滑に検診は終わりました。

こちらの体は、腰や膝をはじめ衰えガタがきていることは自覚していますが、今のところ食欲は旺盛で血圧も常に正常。医者に通うほどの痛みなど自覚症状はなく、たまに歯石除去で通う歯医者さんは半ば冗談で「歯だけでみれば、100まで長生きできる」という旨を笑いながら語ってくれます。常時服薬はもちろん何十年も前から無しです。ピロリ菌もすでに除去しています。ですが、果たして今年はどんな検査結果が送られてくるか。

検診会場では、若い頃に横手で仕事をしていた当時お世話になった方が偶然二人もおられました。互いにマスク姿ですからよくはわからなかったのですが、名前を書いたこちらの受診票を見て「オッ、あら、久しぶり」にはじまり挨拶を交わし合うひとときも。世の中、いつ、どこで、どんな方との出会いがあるかわからないものですね。

▼ところで、全国的に集団検診が行われていて、ほとんどの受診者が検査に必要な血液の採取をしてもらいます。その血液を、新型コロナの感染有無(抗体検査でしたか?)を調べることと結びつけたら、全国的な感染状況の把握ができると素人には思えるのですが、なぜこういう機会にそういうことが活かされないのでしょうか。結果公表の可否や方法、内容とかは別に考慮するとしても、今後のコロナ対策のうえでも集団検診での血液検査を活用したほうがよいと思うのですが、なにか特別に不都合なことがあるのでしょうか。

▼里山で木イチゴや桑の実が熟れ始める頃は、県南の湯沢や横手(十文字、増田)でさくらんぼの女王様ともいえる美味さピカイチの「佐藤錦」も収穫真っ盛りとなります。

贈答用として買い求めることの多いさくらんぼ。梅雨入りの頃からしばらくの間、秋田県南特産の味覚が都会などに向けて運ばれ続けるでしょう。

都市近郊農業を営んでいた若い頃お世話になった相模原市のSさん宅からは、初夏の定期便トウモロコシが今年も贈り届けられました。南から北へ、北から南へと、それぞれの地で獲れた特産の贈り物が往き来する梅雨時の列島です。