田んぼに初水入れ

畦塗りを前にして、きのうは田んぼに初の水入れです。

毎年のことながら、水路の口を開けて田んぼに初めて水が流れ込む様子を見ると、「さあ、今年も、始まるぞ」の思いがふつふつと湧いてきます。同じ作物でも、「水」を相手にするお米づくりの、これは一種独特の心情といえます。

水路の脇にはモミジイチゴやキバナイカリソウがひっそりと咲き、日向にはスミレの小群落がいずこにも。モミジイチゴは例年より花のつきがよいようですから、初夏には大粒でおいしい実がたくさん見られるかも。

夏のようなお天気の下、転作で栽培している我が家のワラビがどんどん顔を出し始めています。村の農家の5月半ばから下旬は、代掻き田植えといよいよ春の農繁真っ盛りのシーズン入りです。