任期最後の定例会議終える

3月定例会議はきのう終わりました。

現任期(4月末まで)の議員にとって最後の定例会議であり、多少の感慨をもちながら開会を告げるベルを押し審議に入りました。

会議は、予算案と追加の議員発議案件、副村長選任同意案、人権擁護委員の諮問案などすべてを可決、同意として散会しました。副村長は再任で、新たな時代の村づくりにむけてまた心血を注いでいただくことになります。

議会後には、厚生連雄勝中央病院の運営委員会へ。県都や大都市とちがい、医師不足に加え看護師確保にも苦労しているのが地方や過疎地の医療現場。

きのうの会議でもそうした実情が切々と説明されました。教育、保育と同じで「医療・介護」や「福祉」は、政府に全体としてその国の体制充実をはかるうえでの根本責任があるのですが、全国の医療体制の現状をみればその役割はよく果たされていないようです。

ヨーロッパの医療先進国なみの体制がこの国でなぜとれないのか。会議に出る都度思うのはそのことです。メディアにも、世間でも、医療課題で「経営」や「赤字」という言葉が踊ることがあります。それを見る度、聞く度に、私は「医療」はそもそもその特殊性からして市場経済モノとは一線を画するものでしょう、とつい言いたくなります。