雪のことで国へ緊急要望

5日~6日と、村長、建設課長とともに都内で村独自の要望活動を行ってきました。

今回の要望内容は、雪対策への支援を求めるもの。今冬は過去4年の決算額平均より1.3倍もの除雪費(1億1,401万円)が見込まれ、開会中の3月議会には約2千万円の除雪費関連追加補正予算案が提出されています。

こうした現状を理解していただき、特別の財政支援をお願いすることで、総理官邸では菅官房長官へ、そして議員会館、国交省、総務省、財務省へと要望ご説明に向かい、それぞれお忙しいなか時間を割いていただきました。

今冬の雪は、村など一部の地域への局地的な豪雪となりました。またその雪が湿り気の多い重い雪で、同じ積雪深でも雪が重いために除排雪にいつもより時間と経費がかかっていること、雪解けの速度も遅く今後の農道や農地などの除排雪経費も多額が見込まれること、現在も積雪2㍍ほどの集落があることなどが特徴です。それらを、要望の先々で村長とともにうったえました。

豪雪のむらからひとつ奥羽山脈を越えただけで雪のない世界に入り、帰りは映画のフィルムを巻き戻ししたようにまた豪雪のむらへ。岩手山もまだ雪化粧していますが、その白さはお隣の八幡平や和賀山塊のような雪深い白さではありません。同じ東北の高山でも、岩手山は鳥海山の真白き姿とは比較にならないように見える雪状態です。山ひとつをみても、秋田県南、とりわけ宮城、岩手県境の奥羽山塊や鳥海山麓の雪がいかに多いかが、これからの時期には山の白さ度合いをみればよくわかります。

夕方に帰って自宅わきの雪の山を見て、「これは、別の国ではなく、別の星に住んでいるようだな」と、雪の有る無しの違いの大きさを感じた次第です。

今回の行動でも、みのり川代議士事務所のみなさんにご案内をお願いし大変お世話になりました。また、秋田県東京事務所のみなさんにもご足労ご助言いただき、スムーズな行動ができて大変助けられました。この場からも心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

▼動いている最中、県議の大関衛氏が命にかかわる尋常ならざる事態にある報に接しました。信じられぬままで帰路につく途中、急逝の報が続けて電話に入りました。あまりに突然のことで、いまは、ただ、謹んでお悔やみを申し上げ心からご冥福をお祈りするばかりです。