村議会9月定例会議はじまる

村議会の9月定例会議がきのう開会されました。

常任委員会などからの報告の後、村長、教育長の行政報告があり、続いて議案の提出と説明がおこなわれました。この9月議会では、29年度決算全体の監査にあたった代表監査委員からの「決算審査報告」が例年おこなわれます。

議会事務局提供

審査報告では、審査を終えての意見が最後にのべられました。その内容は、一部要略すれば◆「………実質収支は全会計とも黒字だが、実質単年度収支では一般会計で2億7,123万円の赤字に転じ、特別会計の後期高齢者医療と介護保険(事業勘定)の2会計が赤字。赤字解消に向け、中長期的な財政計画による適正な運営が望まれる。村税等の不納や収入未済への厳正な対処を。多額の公費を投入した新規起業等育成支援事業について、実績や雇用状況の定期報告、計画と実績の相違に対する改善への対処が必要。補助金交付では、事業目的、趣旨を十分に説明し、漫然と長期・固定化することのないよう定期の検証・見直しが必要。中長期的に財源不足が見込まれる。義務的経費の増加と公共施設の大規模改修事業など財政需要の増大も見込まれることから、的確な事業計画により、身の丈にあった財政運営が望まれる。………」などというものです。こうした審査意見や決算資料などから引き出された議員各位の視点をもとに、11日と12日には決算特別委員会で審査が行われます。

例年、当初予算には計上されなかった事業などがこの時期には出てきます。これから新たな事を始める、あるいは予測される、および追加もありで、予算補正が必要となり、各会計の補正予算案も提出されました。平成29年度決算認定議案、教育委員・高橋養滎さん、佐々木一二さん両氏再任への同意をもとめる人事案件などが審議、議決されます。

議会中、9月4日の一般質問時には、10月26日に予定されている「子ども議会」開催のための事前勉強として小中学生のみなさんが傍聴に訪れるようです。

次代を担う子どもたちの目と耳に直接うつり聞いていただく議会です。充実した質問と答弁が旺盛に交わされる一日としたいものです。一般質問の通告は、きのうの行政報告をうけた後の今日正午までが提出の期限です。何人の質問となるか注目してるところです。