共同作業。花の焼石山行

数字の区切りで1年の半分といえば6月でしょう。でも、雪国のくらしで感ずる一年の半分は、8月お盆までとお盆後という区切りがふさわしいような気がします。

そのひと区切りのお盆を前に、わが集落内の草刈り(国道や村道沿線、公園など)共同作業が11日に行われました。

村内ではすでにこの作業を済ませていた集落もあり、わが集落などが終わったことで村内全体の道路筋がきれいになりました。

7日には村内恒例の墓地掃除もほとんどの家々でされていて、きれいすっきりした環境のなかでお盆を迎える日が今年もやってきました。

▼きのうは、いつものことながら突然「タゲ(焼石)に行く」と告げ、早朝に出発。

実は、夏の花の盛りやご来光(オホーツク気団が雲海を生む頃)を拝もうと7月下旬から8月初めを計画。知人といっしょの夜山行を予定していたのですが、天候悪化でそれは断念。後も行事日程で今年の雲海ご来光詣は念願かなわずになっていました。

今回は、ご来光を拝めなくても、「花盛りの時期は過ぎただろうが、ええ花景色のいくらかは残っているはず」と即決しての日中山行。もちろん突然ですから一人歩き。

植生の多さ、目立つ姿ということでの夏の焼石の花をあげれば、アザミ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、タカネナデシコ、トウゲブキ、マルバダケブキ、タチギボウシ、ミヤマリンドウ等々が夏を代表する花でしょうが、アザミ、ミヤマリンドウをのぞきそれらの花期は過ぎ具合でした。やはり、夏の花は7月下旬から8月はじめがよさそうです。

花の様子がそういうことなので、横岳方面など、いつも花が遅くまで残っている登山道をめざし、花盛りの草株をさがし歩きながら所々でカメラにおさめました。9合目分岐など雪解けの遅い湿地には遅れて咲いたタチギボウシが真っ盛りで、ちょっと時季外れの山行ではこういううれしいこともあるものです。岩手山や早池峰も頂上だけがのぞめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時期が少し遅くなったおかげで、ミヤマリンドウがこんなにいっぱいの焼石は久しぶりのこと。何度何度も「ええな、ええな」と立ち止まりながら可憐な花たちをながめ続けました。背高のっぽのエゾニュウも、焼石の花姿は夏空にお似合いでとりわけお見事です。

今日は、花景色のいくつかを切りとってご紹介です。最後の猛禽類の写真は、焼石頂上でみかけた鳥です。なんというタカでしょうね。後に山行の全体を記します。