無念の別れ

鈴木湯沢市長の奥様の葬儀がきのうおこなわれ会葬の席にならびました。

公務のうえでは、湯沢市長が湯沢雄勝広域市町村圏組合の管理者であり、こちらはその組合議会の副議長という関係にありますが、鈴木ご夫妻とは、若い頃に鈴木氏とわたしが横手の同じ事務所でしごとをしたという縁などもあって、現在の公務とは別に20歳代の頃からの長いおつきあいがありました。

それだけに、「洋子さん」と私らが親しく呼んでいたそのお方が、あまりにも早く67歳で生涯を閉じられたという報には、葬儀を過ぎてもまだ信じられずの心境がつづいております。

「洋子さんは心のひろい方」という旨を友人代表の方が弔辞で述べられましたが、そのとおりの方でありました。故人は100万本のバラのうたが大好きだったそうですが、生前に多くのみなさんに届けつづけた洋子さんのあの笑顔と心のこもった仁愛の言葉は、それこそ人々への慈しみにあふれた幾万本もの花にもたとえられるでしょう。

故人の生前を偲び、夫君をはじめとするご遺族皆様の心を察すれば、かける言葉がないというのが葬儀の場でも今でも率直な気持ちです。無念の思いを抱きつつ、心からの哀悼を込め、ご冥福をお祈りいたします。