突然の訃報。薪を切り、畦草を刈り、終わり初物と初物も

鈴木湯沢市長の奥様が亡くなられたとの報が突然届きました。病魔におそわれておられたことは承知していましたが、まさかこんなことになるとはと、ただただ驚いております。故人の無念とご遺族の悲しみ、心の痛みをお察しすれば言葉がありません。今はただ、ご冥福を心からお祈りし哀悼の意を表すことだけです。

▼先週は燃料用の薪5張(約5㎥)の切断を終えました。週末は今後の議会運営の段取りなどをはじめ公務に私用にと所用などをはたしながら、金、土、日と合間合間のしごとで2度目の畦の草刈りも終えました。

きのうは草刈りを終えた後、およそ1時間ほど村内のブナの森に入り、仙台から来ていた妹に「終わり初物のタケノコ鍋を」と、今シーズン最後のタケノコを背にしました。

県境の尾根のうち最も雪解けの遅い箇所は、範囲はごく狭くわずかに10㌃ほどと限られます。それでも採取はまだできるので、短時間で20㌔グラムほどは採れました。

 

シーズンはじめ、タケノコが早く出る箇所にもクマは集中しますが、遅くまで出る箇所もそれは同じでクマはわかっています。こちらの歩く先々にはクマの食べ跡があっちにもこっちにもといっぱいあります。そこの山には今はタケノコ採りはどなたもいないので、警戒度をややアップさせ、いつもより多く声を出してブナの森を歩きました。

息子の妻宅(果樹農家)からは、自家用栽培のおいしいサクランボがとどき、初物をごちそうになりました。タケノコシーズンが終わりの頃、サクランボは熟期をむかえるのですね。ここ幾日か肌寒い天気がつづき、きのうも夕方には県境の尾根にフカゲ(東からの冷たい霧)がかかってきました。

▼県内で、タケノコ採りの遭難事例が続いていて、村でもきのう須川高原地区で遭難者が出た模様の連絡が今朝早くに入りました。「朝からの捜索への出動要請」の連絡でしたが、「こういうことで今日は会葬にむかうので」と出動できない旨をお伝えしました。

きのうの県境付近はいずこも厚いガス(濃霧)でしたからきっと迷いやすかったのでしょう。幸いにも今日は濃霧が晴れそうですし天気もよさそうです。空からも地上からも捜索隊が懸命のはたらきをするでしょうから、きっと早く発見救助されると思われます。