6回目ほどを数えることになるのか、雪下ろし続きの週末、連休となりました。村内外でも、「11日からの寒波があるので」という備えもあってでしょう、雪下ろし週末、連休の姿が多く見られ、それもあって県内各地では雪下ろし転落事故も続出しました。
12日には田子内でいっきに2㍍越の積雪。村は雪害警戒部から豪雪対策本部設置へ移行。
今回は家族全員がインフルエンザに罹患した娘宅の雪下ろしにも手を出すことに。そこでは小学3年の童が感染のはじまりで、家族全員が次々とほぼ同時感染。31人の童の学年はまもなく学年閉鎖となり、親と子が枕を並べて学校と職場に通えなくなるという散々な羽目に。今冬、こういう同時罹患、あるいは全員罹患の家庭はかなりみられるようです。
保育所も学校もインフルエンザの猛威のなかを過ごしている2月、まだまだウィルスが行き先を求め各所に満ちているでしょう。なので、これまではウィルス感染に案外無頓着だったこちらも、今冬からは警戒を強くして、めずらしく予防マスクなどをかけ、手洗いやうがいもこれまでにないほどの丁寧さに心がけているところです。それに、「ウィルスに負けない体づくりを」ということで、素人思いつき予防法でしょうが、ニンニクをせっせと食し、蜂蜜をしょっちゅう飲み、「免疫力・抵抗力」を高めようとしているところです。
それらの何が功を奏してなのか、娘宅での毎日の滞在も含めこの半月ほどインフルエンザウィルスと各地でかなり接触しているはずですが、今のところまだ強烈ウィルスに侵されずに済んでいます。得意がることではありませんが、ワクチン接種などはこれまで学校卒業以後はやったことが一度もなし。昨年に続き今冬も、ごく普通の風邪もまだひいていませんから、何かのおかげでこちらの体には「抵抗力」がついているのでしょうか。
これだけ感染力が強く、症状も重くなるインフルエンザですので、子供たちへのワクチン接種と同じように、働く方々もワクチン接種の准義務化をはかるなど職場の健康管理を徹底しなければとも思います。罹患者が出れば職場としても円滑な運びがとれなくなり、また、個人や職場だけでなく、社会的にもその損失は大きいからです。「自分や家族の健康のため、仕事や職場のことを考え毎年ワクチンを接種している」と、ある働く女性がこの間私に語りました。それは立派な心がけだと感心、大事なおしえとうけとめました。
写真は、今冬最深積雪前の村内の様子です。また先日「管理されていない空き家」のことを記しましたが、今冬一度も雪下ろしをしていないそうした空き家のうちのひとつも載せました。ふんわり新雪ではなく、鉄のスコップでも容易に突き刺さらないほど堅く締まった約2㍍の積雪を載せた空き家です。新雪は1㎥あたり約100㎏、締まった雪だと1㎥あたり約300~500㎏といいます。面積100平方㍍の屋根だと約50トン荷重。この屋根全体にかかっている荷重はいかほどか。
小正月行事のように雪は時にメルヘンの世界に私たちを誘いますが、もうひとつ、並の思案をこえる前述のような荷重、雪崩、落雪の破壊力というすさまじい顔も豪雪はみせます。