村と議会では、毎年春に各部落からの要望を提出してもらい、その内容を部落・自治会の代表から聞く会議を提出直後に一度開き、それについての村の一定の見解をまず伝えます。その後に、具体化にむけて対応するため当局と議会合同で要望箇所の現地視察を行うという活動スタイルを長年続けてきました。
今年もその現地確認を行ったうえで、来年度にむけた要望に対する現段階での考えを部落長に伝え、意見交換をし合う二度目の会議がきのう開かれました。
今年提出の新規の要望だけでなく、これまでの要望でまだ未解決の項目などについても、「なぜ、できないのか」の内容を記した文書も出席の一同にしめされ、村と議会は地区要望へのていねいな対応につとめています。
小回りのきく自立の村の政治は、地区要望実現のうえでもすみずみまで自治機能を果たしているのです。
▼ようやく冬囲いを仕上げ、越冬用の白菜やだいこんも収穫を終えて屋内に運びこみました。まだ大きな冬支度は2つ残っていますが、晴天が少なく、行事もたてこんでいて、冬をむかえる準備がすべて終えられるのはもう少し先のようです。
▼「ナメコ食べたい」の童の声と顔を思いだしながら、先週末も自宅周りの川辺散策でシーズン最後となるナメラコ(ナメコ)、ムギダゲ(ムキタケ)と出会うことができました。これから真っ盛りとなるユギノシタキノゴ(エノキタケ)は、草やぶの中でも黄金のように輝いていますから遠くからでもたやすく見つけることができるようになっています。
アケビは蔦の葉っぱをだいぶ落としていて、晩生の実がこれも遠くからでもよく目につきます。こちらが子供の頃は、彼岸の頃に続きこの晩秋のアケビ採りにもガキ同士で熱中したもの。晩秋のアケビは見つけやすく甘みがより濃かったので、ヤマブドウもぎ取りといっしょに毎年忘れられずに向かったものです。この頃になるとスズメバチなどの心配もまったくなくなりますから、里山は童たちの天下みたいなものだったのです。