議会が係わる今年最初の教育視察が宮崎から

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きのうは夏至。一年で最も北に近い方角から、緑の勢いを増し始めた稲田に初夏の朝日がさし込みました。

▼今年はじめて、地方議会関係の教育視察がきのうみえられました。村を訪れていただいたのは宮崎県西米良村議会の総務文教常任委員会のみなさんと議長さんご一行5人です。

同じ日、朝一番から午後3時までの予定で中央大学の学生さんと教授のみなさんが先行して視察日程をくまれていたようで、西米良村議会のみなさんもそれをご承知で訪れていただいたものでした。

CIMG0114-1CIMG0118-1役場での教育長の説明、終わって小学校や児童館での校長先生をはじめとする案内や説明をていねいにしていただき、子どもたちのとりくんでいる学習や学校生活の環境などをじっくりと視察してもらいました。放課後時間となり子どもたちの授業そのものをみていただける時間はありませんでしたが、「視察の目的はとげられたのでは」と感じています。

きのうの西米良のみなさんも、今日訪れていただく岡山・備前市議会のみなさんも、村内の宿泊施設を利用、あるいは予約していただいており、この点もふくめ、村を視察先に選んでいただき心からの歓迎とお礼を申し上げるものです。

DSCF4507-1▼先の日曜日、釣り大会や山菜まつりの様子に触れて後、今後にひかえたある目的もあって栗駒山麓・昭和湖まであがりました。そのとき、登山道脇に咲く高嶺の花たちのいくつかを目にしました。

初夏の花々を楽しむ登山なら、栗駒も焼石も今が旬の締めくくりというところでしょうか。北に隣り合わせる残雪の焼石連峰や、栗駒・栃ケ森山周辺森林生態系保護地域に指定されるブナの森と稜線を視野に「いつか、歩き残している稜線のすべてを辿りたいもの」と胸に秘めながら上り下りしました。

CIMG0095-1CIMG0092-1CIMG0087-1CIMG0100-1CIMG0088-1CIMG0090-1CIMG0098-1CIMG0101-1CIMG0103-1DSCF4489-1DSCF4500-1花は、ワタスゲ、イワカガミ、おげっこつつじ(ウラジロヨウラク)、どうだん(サラサドウダン)、ゴゼンタチバナ、タテヤマリンドウ、タカネニガナ、イワハゼ、ヒナザクラ、などの仲間たちです。これらに続くキンコウカなど盛夏の花たちも蕾をみせはじめたところがありました。

やる気、元気、活気、にぎやかな、土、日

15回目となる湯沢雄勝農業者大会が20日に湯沢市文化会館大ホールで開催されました。

CIMG0061-1CIMG0062-1CIMG0063-1今年の開催主管地は羽後町。大会の参与に管内3市町村の首長が名を連ねる大会であり、当番地の小野羽後町農業委員会会長が大会会長として、安藤豊羽後町長が主管地の首長としてそれぞれあいさつに立ちました。

二田全国農業会議所会長、御法川信英衆院議員、高橋千鶴子衆院議員の3氏が来賓あいさつをのべ、伝統の大会開催と参加者を激励しました。

CIMG0058-1続いて恒例の講演。元気な農業、とくに高齢者には健康がカナメ。今年の講師は人間総合科学大学教授の熊谷修氏。熊谷氏は、「健康寿命を伸ばす食の手立て」をテーマに、人間の健康と老化を題材に「介護されたくないなら粗食はやめなさい」として、肉、卵、牛乳、油脂、芋、豆類、緑黄色野菜、海草など10の食品目を摂ることの大切さを説きました。

参加者がいつも学ばされる実践発表は、若き農業者として、羽後町の大森功太郎氏と稲川の高橋征志氏のお二人。大会は「農業への希望を失わないでがんばろう」と元気をもらいあうことも一つの大きな目的であり、今回の発表も例年のように好評でした。

JAこまちの組合長さんが提案した決議と羽後町土地改良区理事長から提案された大会宣言が採択され、今後国会や政府などへの要請活動が行われます。

CIMG0064-1CIMG0072-1CIMG0076-1CIMG0080-1▼昨日は、村もわが集落もにぎやかな一日となりました。肴沢では郷社「祇園様のお祭り日」、わが家前の公園では46回目となる「なるせ川マス釣り大会」、どちらも花火がドーンドーン。それに夢なるせ直売所では「新緑山菜まつり」でこちらも大にぎわい。

CIMG0080-1CIMG0082-1CIMG0084-1釣り大会では、宮城、岩手、山形などからも含め参加費無料となった女性や子どもの姿が目につき、山菜まつりでは、草餅、ミズやタケノコ、ウルイなどの山菜鍋、山菜テンプラがこちらも無料でいただけるとあって駐車場からは車があふれるほど。店頭にならんだ山菜などもあっという間に品切れとなってしまったようです。

山菜の品目が限られるシーズンになっての山菜まつりでしたが、村ならではといえる昔ながらのごぼっ葉(オヤマボクチ)でつくる伝統の草餅、それに山菜鍋への人気には根強いものがあると、楽しそうな近郷近在の人々の動きと笑顔をみて感じました。

CIMG0086-1二つのまつりをちょこちょことながめ歩いた後、お天気もよかったので栗駒山麓の昭和湖まで高山の花景色を眺めに約1時間歩いて上がりました。岩手も秋田も須川温泉の駐車場は車でいっぱい。栗駒の初夏の花景色と須川温泉、こちらは全国からの登山者、お客さんでいっぱいでした。花の百名山・焼石岳は隣り合わせ、二つを兼ねる登山者も多いのです。

クルミとブナで一思案

朝と夕、たんぼの水張りぐあいを確かめにまわる日々がまだまだ続きます。

篤農家の方々とちがい、こちらは時に車を走らせながらたんぼを「眺める」手抜き農家の一人。そんなことをしているものですから、畦にモグラが穴をあけたのを知らないでたんぼが乾きそうになっていたり、水を止め忘れていたり。その結果、除草剤がよく効かずに雑草がチラホラというツケも少々まわってきました。

CIMG0045-1「これではいかん、やっぱり手抜きはできぬ」と、たまにていねいに畦を歩いた先日、畦に、どうしたことかクルミの実がちょこんと一つ見えました。手にしてみたら殻の中には実がしっかり詰まっている色あいと重さの手応え。いったい、畦にクルミを運んできたのは何者なのでしょうか。

昨年夏のクルミをどこかに蓄えていて、それを道路で車に割らせようとしているカラスは今もまだ時々目にしますから、このクルミの主はカラスか。それともリスが運んできて、何かに危険を感じクルミを残していったのか。私の想像は、クルミを口にしてここまで持ち込んだ生きものの動きをどんどんふくらましてゆきます。

CIMG0044-1▼薪切り作業をしていたら、材の中に、まことにまっすぐなブナが一本ありました。これほどまっすぐだと、私らむかしの木材関係者は「薪にして燃やすのはもったいない」と思ってしまいます。

 

高度成長時代、木材の価格が今では想像できない時代、ブナなどの広葉樹でも、その用途価値と価格の広さ大きさはそうとうのものでした。

山で切り倒されたブナは、約2㍍、あるいは1㍍に造材切断されました。そのうち太くてまっすぐなブナが最高級で、これは十文字にあるT合板製造会社などに。まっすぐだけれどもやや細めのブナは川連の漆器業者などに。やや曲がりがあり合板にも漆器にもむかない材は、果樹箱や魚箱などの製函材として村内外の製材業者へ。それらのどこへもむかない曲がった材や細い材、やや腐りのはいった材はすべて増田や十文字のチップ製造業者、あるいは秋田市新屋の製紙会社へと運ばれ、材はすべて手厚く利用され尽くしました。

そんな「できるだけ価値の高い材を」という時代を生きてきただけに、材の性(しょう)の良いまっすぐなブナを目の前にすると、燃料用に切断してしまうのがもったいなく思えてくるのです。昔のことが体に染みついているからです。

当時からすれば生産・販売量は激減の漆器産地でしょうが、このまっすぐなブナ一本、川連の漆器産地では、今いったいいくらで取引されているのでしょうか。

イチゴを食べ食べ薪切り作業

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燃料用に用意していた薪づくりの作業に今年もきのうからとりかかりました。

昨年、りんごの木をだいぶ使えたおかげで今年は在庫が多く、準備した薪材は昨年より減らして5張(5㎥)。樹種はミズナラが多く、次いでブナとイタヤカエデ。

一年ぶりに聴くチェンソーのエンジン音、材にノコ刃がくい込んでゆく時の切れ味の心地良さ、この作業をしている時は他のどんなことも考える余裕はなく、ただひたすらにアクセルをしぼるのみ。腰は痛いが、切り重なった材をみると、いかにも仕事をしたという達成感がじわーっと湧いてくるからおかしなものです。

チェンソーを持つと体がむかしにもどり、なぜか立木を切り倒したくなるから、これも不思議なものです。

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▼妻がつくる少し形のいびつな自家用イチゴ「とちおとめ」もようやく熟れ盛り。人家がそばにない山の中の畑で、獣や鳥よけの網なども張っていないのに生きものたちは少し食べただけ。「あれだも、くいでべぇ(獣やカラスたちも、食べたいでしょう)」と、無駄な抵抗をしない妻をみて、生きものたちが遠慮しているのでしょうか。

わが家そばの真っ黒に熟れ始めたカゴ(桑の実)にはクマも立ち寄りはじめましたが、よくイチゴには手をださないものです。それと、湯沢市三関、山沿いにある日本一のさくらんぼにも、クマがよく来ないもの。こちらも私はなぜだろうと思っています。イチゴもサクランボも、クマは好物ではないのかもしれませんね。

これらの生きものたちにかわって今年はイチゴにも新しい敵があらわれました。それはマイマイガ。イチゴの葉っぱは彼らの幼虫が好物らしく、毛虫とこれを駆除する妻とのたたかいが続いています。木の葉っぱも食べれば草も食べる、ほんとにこれは手強い毛虫です。

じゅんさいの高級粘りは、食べ物界筆頭でしょう

自然、とくに植物の世界がいつもの年よりも10日ほど早くまわっている感じの今年の村。

過ぎた日曜日、息子が「じゅんさい」を少し摘んできていたので、こちらも「まだ、いくらなんでも早いだろう」と思いながらも、触発されて向かってみました。

CIMG0009-1CIMG0015-1CIMG0022-1CIMG0026-1CIMG0024-1CIMG0029-1やはり摘み頃盛りにはまだまだ。あっちで少し、こっちで少しと、初物をごちそうになれるほどをなんとか摘み、湿地に棲むいろんな蛙の鳴きを聞き、愛し合うトンボを眺め、ランやスゲの仲間が花咲きはじめた静~かな景色のなかでひとときを過ごしました。

村では、すでに転作作物として「じゅんさい」をつくる農家もおります。天然モノのじゅんさいがこのように極めてよく育つ村ですし、水も豊かな村です。夏冬通して農地に水が途切れない条件は必要なので栽培地はやや限られますが、リンドウと同じように栽培の適地だけに極めて品質のよい「じゅんさい」が村では採れます。前述の農家がつくる「じゅんさい」も、見目、形、おいしさと、なかなかのすぐれモノでした。

「荒れた農地、そのままにしておけば荒れる農地にワラビ植え付けを」で村のかなりの農地(水田転作だけで約15㌶)が有効利用されています。特産のトマトやリンドウなどの作付けを奨励拡大するとともに、それと同じように、他の山菜や野草、薬草、「じゅんさい」などにも目をむければ、こちらにも農地の荒れを防ぎ、復元する役割を果たしてもらえそうです。人工の「じゅんさい沼」は、ある程度の水深を保てば雑草がほとんど生えないという特徴があります。広い面積でも除草しなくて済む、それで作物がとれるというだけでもこれは助かります。

こうした作物、いずれも中国産が国内市場ではハバをきかせているようですが、安心安全な国産のいいモノは必ず評価されます。豪雪の村の「じゅんさい」は、他の山菜と同じように国内ナンバーワン、ということは世界ナンバーワンの品質といってもよいでしょうから。

ただし、「じゅんさい」はご承知のように水深をやや必要とする沼状の土地が必要。栽培地を簡単な沼地へ造成するには重機、バックフォーの力も必要です。「じゅんさい」栽培のこと、昨年もなんだか記したような気がします。

豪雪の村ではまだウドも

過ぎた週末、めずらしく妻から「ねげぇこど、ある。なんとか、ンド、採ってしてけねが(お願いがあるの。なんとか、ウド、採ってきてほしいの)」と、頼みごとをされた。

ある知り合いの方から「山ウドの大好きなお客さんに食べさせたくて」と、なんとかお願いをされたらしい。すでにウドなど春の山菜のほとんどはシーズンが終わり、ましてや今年は雪解けが早い。6月半ばでウドの採れるのは深山の雪崩跡に雪塊が多く残っている所に限られる。

CIMG9975-1「行ってみなければわからない」という言葉を残して、とりあえず深山渓谷のクラ(崖)を上にみる沢に入った。やはりいずこも食べ頃をすでに過ぎたウドばかり、それでもなんとか雪消の遅い箇所をめぐり必要量だけは確保できた。

直売所でも、夏の間店頭に並びつづけるミズを除けば、春の山菜で最も長く人気を保てるのはウド。ヤマウドなどは、天然モノも畑地モノも質は変わらない。とりくめる条件のある方は栽培にもっと力を入れてもいいだろう。ウドは売れ筋ナンバーワンなのだから。

CIMG9982-1CIMG9984-1村の直売所には、初夏シーズンのタケノコやミズ、ワラビに並んで、農産物のイチゴやにんにく、ホウレンソウが顔を見せるようになった。ここは豪雪の村、山菜から畑作物に直売所のカオが完全に切り替わるまではまだしばらくの日数がかかるようだ。

CIMG9971-1▼ウドをめざした同じ日の前の時刻、別の箇所の笹藪に入り、一般的な山ではシーズンも終わりに近づいたタケノコを少し背にした。

以前に記したように、この時期にタケノコを主食としているクマは、タケノコが盛りとなる場所を次から次へとわたり歩く。ちょうど、ハギミ(山菜採りのプロ)の方が盛りのタケノコが出る場所を知っていて渡り歩くように、クマもまったく同じ行動をとるのである。

CIMG9970-1そこには、必ずといっていいほどにクマの脱糞跡がみられる。ちょうど栗やドングリを食べる時に、木の下に糞をするのと同じ。これもおそらく、自分の存在を知らせるための行為なのだろう。人は声や笛などでクマに存在を気づかせるが、クマも同じように木の皮を剥いだり、糞をしたりで自分のテリトリーを他に知らせているのだろう。

このように無用な争いを避ける知恵をクマはちゃんともっている。人とクマとの出会い頭の不運な事故は、事故を未然に防止しようとする互いの防衛策がはたらかない時におきるのである。

CIMG9995-1▼2度目のたんぼの畦草刈りをきのう終えた。畦がきれいになると稲の緑がいっそうひきたつ6月半ば。村のたんぼを見渡せば、80歳を過ぎた方々の元気な草刈り作業も目に入る。高齢のみなさんのはたらきもあるから、村のたんぼの美しい景観はまもられる。

雅な「美」と美しい日本語

男子でまだ小学低学年頃までのわが孫にはこれまで「ワラシ・童」という呼びをあてていた。が、同じ年齢層なのに、それが祭りの稚児でしかも女児となるとどうも「ワラシ」言葉をあてるのは似合わない。

CIMG0004-1CIMG0005-1CIMG0003-1CIMG0002-199-1CIMG0002-198-1CIMG0001-1CIMG9985-1なにもなければそんな言葉のあやを感ずることなく過ごしていただろうが、昨日はその「なにも」があった。おとなり湯沢市小野(旧雄勝町)の「小町まつり」で、市女笠(いちめかさ)姿の小町娘に続いておがち保育園年長児たちの稚児行列があり、孫娘もその列に加わったのである。

最近は、才媛の誉れにとどまらず、自分の意思を貫き通した日本史上の希有な女性として脚本され、わらび座のミュージカルでも大好評を博した小野小町。「小町まつり」は、やはり美のくに秋田、それも県南、わけても小町の生地とされる雄勝の小野でしのぶのがふさわしいのか。

こちらが道の駅脇の会場に到着したら、市女笠姿の小町娘が入場する通路前はプロからアマまで混じっているのだろうカメラマンでいっぱい。みなさん、その多くが還暦以上とみえるお歳で、60歳代後半から70歳代が多いのかな。肩や首に下げたカメラもみんなウン10万円クラスの高級モノに見え、そういうカメラを二つも用意している方も幾人かおられた。いかにもカメラマンらしい、その出で立ちと振る舞いをみているのも結構楽しい。

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さて市女笠姿。新しくつくられた「小町の郷公園」の会場ながら、歩く市女笠姿を写真にするには背景(建物や観客)がいろいろと気になり、シャッターチャンスをつかむにはみなさんそれぞれご苦労されたのではないか。あやめ咲く平泉の毛越寺庭園などでなら写真もまたちがった雰囲気となるだろうが。西馬音内盆踊りのように夜の踊り手の美を撮るのとはまたちがい、昼の市女笠姿の美も納得のゆく写真にするにはむずかしいのではないか。私はカメラは別にして、雅な歩き姿に見ほれて時を過ごした。

市女笠の女性たちは、笠のなかではどなたかまったくわからないが、稚児たちもみんな同じ衣装と化粧なのですぐに自分の目当てをさがすのは遠目だとむずかしい。こちらも、カメラのレンズでやっとわが孫らしい姿と認め、幾枚かシャッターを押し続けた。

CIMG9973-1▼きのう午後は、村教育委員会主催の「ちひろ・トーク&コンサート」でおよそ1時間半のすばらしい歌声と心に残る語りを聴かせていただいた。

歌と語りのなかでのちひろさんの言葉つかいの美しさ。久しぶりに美しい日本語に出会えたと感じたひとときであった。

市女笠姿の小町、金子みすゞの詩、いいものは長い時を経ても多様なかたちになって人の心にのこりつづける。

農作物はまずまずの順調な生育

昨日は6月の農業委員会定例会があり、それを終えてすぐに、田植えが終わった頃を見計らって進められる水田の転作現地確認の打ち合わせ会議へ全員出席。

農業委員は全村の現地確認へ協力しそれぞれの確認班にはいり「今月17日から30日まで」と決められた期日で作業をすすめる。

委員会では今年の農作物の初期生育状況についても話題が交わしあわれました。「いちごの出荷がこれだけ早い年もめずらしい」「トマトは苗供給の関係で植え付けが遅れ、出荷開始が例年より遅れるだろう」「葉タバコやリンドウは生育が順調」「子牛市場の価格が高く、売る時はいいが、繁殖用の素牛を購入するには大変」などが語られていました。

CIMG9978-1連日の好天で稲の生育はまずまずの様子です。標高高く水も冷たいわがたんぼ、ようやく稲の株が増え始めた今朝4時半の様子です。子どもにたとえれば小学2年生頃になったといえるでしょうか。

 

今日は6月議会定例会議の最終日です。予算関連の主な案件は10日の予算特別委員会で全会一致の可決となっています。

判断の甘さを反省しています

▼県町村議会議長会の懇親会にともなう不適切な公費支出に関しての報道がありました。組織の一構成員として、当事者の一人として責任があり、議員各位におよそのことを説明するとともに、本会議の開会に先立ち重ねて反省とお詫びを申し上げました。

公費の適正な支出について最も心がけなければならない立場にこちらはあり、このような不適切な支出に対する対応判断の甘さについて深く反省しています。

▼本会議二日目は3議員による一般質問が行われました。

新人議員のS氏をふくめ3氏はそれぞれ、個性豊かに持ち味を発揮され、現場をよくしらべ、あるいは現場の声を聞き、時に論理明確に、時に情感込め、再質問あるいは再々質問と論を展開しました。総じて建設的な質問だったからでしょう、答弁も今後に向けた積極的な見解をしめす内容になったのではとこちらには感じられました。

※予算委員会(議会事務局提供)
※予算委員会(議会事務局提供)
議会事務局提供
議会事務局提供

本会議の後、予算特別委員会が開かれました。この委員会での質疑後、S課長から「委員会での答弁の際、答えのための資料を素早く引き出せるよう、会議の場にパソコンを持ち込めないだろうかという声が職員からある。資料はほとんどパソコンの中」という旨を告げられました。会議運営上、双方にとって効率的になるだろうという理由からでしょう。

すでに本会議で議員全員が情報機器を駆使している地方議会もあるようです。議員もパソコン世代が主流になる今後は、議会運営も従来の考えを転換しなければならなくなる時がくるでしょう。わが議会の今はその過渡期です。さしあたり、「答弁側にパソコンを」という今回の課題提起、まず、どんなかたちが最も現実的か、当局と議会事務局でいろんな事例をしらべ、原案を練りあげてこちらにしめしてもらおうと考えています。

改選後初の定例会議はじまる

※議会事務局提供
※議会事務局提供

村議会6月定例会議がきのう開会されました。

村議会改選後初となる定例会議で、3月議会で定めた新しい議会運営基準にもとづいて会議はすすめられました。本会議での議案説明のあり方も慣例を見直し、あまり必要ないと判断される言葉はなるべく避けるようにし、時間を大切に効率よく会議を運営することにお互い心がけるようにしました。

地方自治法の改正で議員は複数の常任委員会に所属できるようになっており、その制度に則り全議員が二つある常任委員会にまたがって所属することにしたわが議会。そのはじめての常任委員会で、陳情審査が全議員(議長の常任委員会所属は好ましくないので委員を辞任している)によって行われました。

以前から、6月議会は「国保議会」などともいわれてきました。医療給付費や税収などを勘案して国保会計全体の見通しを立て、国民健康保険税の税率を決める議会であるからです。行政報告では、26年度国保会計決算は厳しいものの、「現行の税率を引き上げる状況にはない」という旨の方針が示されホッとしました。国保税の負担はそれほどに大きなものだからです。

今日は新人議員を含む3議員が一般質問に立ちます。自分が初定例会、初質問に臨んだ20年前の6月議会当時を思い起こしながら、一般質問の通告書をながめています。