15回目となる湯沢雄勝農業者大会が20日に湯沢市文化会館大ホールで開催されました。
今年の開催主管地は羽後町。大会の参与に管内3市町村の首長が名を連ねる大会であり、当番地の小野羽後町農業委員会会長が大会会長として、安藤豊羽後町長が主管地の首長としてそれぞれあいさつに立ちました。
二田全国農業会議所会長、御法川信英衆院議員、高橋千鶴子衆院議員の3氏が来賓あいさつをのべ、伝統の大会開催と参加者を激励しました。
続いて恒例の講演。元気な農業、とくに高齢者には健康がカナメ。今年の講師は人間総合科学大学教授の熊谷修氏。熊谷氏は、「健康寿命を伸ばす食の手立て」をテーマに、人間の健康と老化を題材に「介護されたくないなら粗食はやめなさい」として、肉、卵、牛乳、油脂、芋、豆類、緑黄色野菜、海草など10の食品目を摂ることの大切さを説きました。
参加者がいつも学ばされる実践発表は、若き農業者として、羽後町の大森功太郎氏と稲川の高橋征志氏のお二人。大会は「農業への希望を失わないでがんばろう」と元気をもらいあうことも一つの大きな目的であり、今回の発表も例年のように好評でした。
JAこまちの組合長さんが提案した決議と羽後町土地改良区理事長から提案された大会宣言が採択され、今後国会や政府などへの要請活動が行われます。
▼昨日は、村もわが集落もにぎやかな一日となりました。肴沢では郷社「祇園様のお祭り日」、わが家前の公園では46回目となる「なるせ川マス釣り大会」、どちらも花火がドーンドーン。それに夢なるせ直売所では「新緑山菜まつり」でこちらも大にぎわい。
釣り大会では、宮城、岩手、山形などからも含め参加費無料となった女性や子どもの姿が目につき、山菜まつりでは、草餅、ミズやタケノコ、ウルイなどの山菜鍋、山菜テンプラがこちらも無料でいただけるとあって駐車場からは車があふれるほど。店頭にならんだ山菜などもあっという間に品切れとなってしまったようです。
山菜の品目が限られるシーズンになっての山菜まつりでしたが、村ならではといえる昔ながらのごぼっ葉(オヤマボクチ)でつくる伝統の草餅、それに山菜鍋への人気には根強いものがあると、楽しそうな近郷近在の人々の動きと笑顔をみて感じました。
二つのまつりをちょこちょことながめ歩いた後、お天気もよかったので栗駒山麓の昭和湖まで高山の花景色を眺めに約1時間歩いて上がりました。岩手も秋田も須川温泉の駐車場は車でいっぱい。栗駒の初夏の花景色と須川温泉、こちらは全国からの登山者、お客さんでいっぱいでした。花の百名山・焼石岳は隣り合わせ、二つを兼ねる登山者も多いのです。