高貴な雰囲気、初夏の花たち

CIMG3995-1CIMG3996-1待ちに待っていた鉢植えのヤマシャクヤクが、28日にやっとつぼみを開きました。妻が育てる花ですが、この地は生育に条件がよさそうで、鉢の下には、こぼれた種から実生の新たな芽も顔をだしています。

CIMG3994-1家のまわりでは、山陰のボタン島から求めてきた二つのボタンもやや先に開花。シャクヤクも、遅れてならじと同時に咲き始めました。田んぼの土手や自宅裏手では、子供のころよく食べたヤマツツジが咲き始め、レンゲツツジにかわって出番交代です。

CIMG3963-1CIMG3997-1CIMG3945-1田植えの休憩時、ヤマツツジの花びらをひとつつまんで口にいれました。舌が覚えている甘酸っぱいあの味は変わっていません。この花の味をめざして、昔のがき仲間たちは、家そばの矢櫃や川通野の台地に通い続けたもの。食べる目的で花にむかったというのは、一生のうちでもこの時だけでしょう。

▼きのうと今日は、全国の町村議会議長・副議長研修会(中野サンプラザにて)です。明日から6月、8日開会の村議会定例会議もふくめ6月前半は、いつも以上に気持ちを集中させなければならない日々がつづきます。

絶好の田植え日和

予定していた28日、29日に田植えをおこないました。

先週から目立ち始めた村内の田植えは、この休日がピークのほぼ終わり時。休日に絶好の田植え日和となり、わが家の作業も快適な気分のもとで進みました。

CIMG3961-1CIMG3964-1CIMG3969-1CIMG3976-1夏を感ずる好天なので、いちばん喜んだのは水と泥を楽しみにしていた「援軍」の童。カエルやタニシに遊んでもらいながら、そこそこの手伝いも一年増しにできるようになり、「ネゴ(猫)より、役に立つなぁ」などと冗談ながら思っています。

これで春の農繁はひとまず終わり。9月末、4ヶ月後の収穫にむけて、一喜一憂しながらのおいしいお米作りにむけた日々がまたつづきます。

▼村が田植えの頃になると、房総の初夏の味覚琵琶の実が毎年贈られてきます。狭いながら南と北はそれぞれ異国のようにちがった風土のわが国。南は琵琶、こちらはまもなくサクランボの味覚をお届けできる季節がやってきます。

雄物川改修整備の同盟会

きのうは、雄物川上中流改修整備促進期成同盟会の総会で昼過ぎまで大仙市に滞在。

CIMG3905-1今回の総会で、同盟会の構成に秋田市が加わることを決定、穂積志市長が出席、あいさつをのべました。会の名称も、雄物川の下流もふくめた全体の改修整備を期すことから上中流の文言をはずし、連携して調査研究を行う河川国道事務所も、これまでの湯沢事務所とならんで秋田事務所を加え、1名増やすことにした副会長には、新たに秋田市長が就任することになりました。歴史上はじめて、雄物川全流域関係市町村による改修整備の組織が
できたことになります。

総会前には国直轄事業の情勢報告などの研修会ももたれ、両事務所の所長さんによる講話の時間ももたれました。

来年は雄物川改修事業が始まってから100周年の記念すべき年ということで、今年から各種記念事業が計画されているとの報告もありました。

▼野菜洗いや雪消し用に活用しているわが家の二つのエド(池)。池には用水路や沢からの流水がそのまま入り、鯉も放していましたが、一つの池の鯉はイタチやカラスに狙われて全滅していました。

鯉は、流水とともに注ぎ込む泥も食べるのでしょうか、鯉がいるといないでは池にたまる泥の量があまりにちがいます。その泥浄化対策もあって、きのう、鯉を10㌔近く求めてきて空いていた池に放しました。

CIMG3913-1CIMG3917-1CIMG3919-1鯉は、養殖や甘煮などの加工でも県内で名の知られた養魚場から求めてきました。そこで鯉の生命力の強さをお聞きして、あらためて感心しました。求めた鯉はいけすから網ですくわれ、すぐに水の入ったビニル袋に入れられ酸素が加えられましたが、「こういう状態で何時間生きているんですか?」とお聞きしたら「3日間ぐらい、大丈夫ですよ」とのこと。濡れた新聞紙に包んで持ち運びしても「生きている」ということはどこかでお聞きしたことがありますが、鯉の仲間たちはほかの魚に比べてほんとに「生きる力が強い」です。

イタチやカラスに対してもその強さを発揮できればいいのですが、残念ながら鯉にはかれらとたたかえる手段や備えなし。イタチやカラス対策も考えてはいますが、とくにイタチは防ぎようがなく、さてどうしようかと泥縄みたいに思案中です。

栽培ワラビが収穫ピーク

CIMG3868-1CIMG3877-1転作作物として、およそ25㌃ほどのたんぼにワラビを栽培しているわが家。

先週から収穫がピークとなっていて、色、かたち、粘りと、豪雪地帯だからこそ育つ高品質ワラビがいっぱい。ワラビは販売に向けたり、冬の納豆汁用に漬け込んだり、身内にお届けしたり。

栽培ワラビといっても、そもそもワラビ苗を植えたたんぼの元の土地はワラビも育つ原野。ワラビがよく育つのはあたりまえで、栽培ものも天然ものも味はまったく同じといってよいでしょう。

これからお盆近くまで、食卓には、次から次へと顔を出すワラビがならびつづけます。

小布施町議会のみなさんが来村

CIMG3879-1CIMG3880-1長野県小布施町議会の大島孝司議長さんをはじめとする議員13名のみなさん全員が、村への教育視察できのう午前に小学校を訪問されました。歓迎を込めて私も議会の常任委員長とともに同席しました。小布施町も通年議会を実施している議会です。

特徴ある町づくりで全国に名を知られている小布施町。13名の議員構成で関悦子副議長さんをふくめて女性議員が3名おられるという議会なので、町民意識として女性の活躍を重視する姿勢がほかより先んじている町なのだろうと推測しました。

町の教育委員会教育次長の池田清人氏も視察に同行されておりましたが、議会と当局のみなさんそれぞれ、わが村の教育長、小学校長の説明、授業参観と校内の様子に触れられてどんな感想を果たしてもたれたでしょうか。

今年の団体としての村への教育視察は今回が初めてのようで、村の弁当で昼食もとっていただきました。5月末で管外視察の日程をくめるということはわが議会ではほとんど考えられないことであり、全国にはいろんな特徴をもった町や村があるもの。自治には、共通点とともに、どの町や村にも「そこでなければ」という特徴、違いがあるもので、訪れていただく機会に全国のみなさんからむしろ私たちが学ぶようなものです。

CIMG3895-1CIMG3890-1CIMG3897-1CIMG3898-1▼午後は代掻きへ。水の張られていたたんぼへ久しぶりにトラクターが入りましたから、カエルやイモリはおおあわて。塗った畦にはキツネやカモシカの足跡もくっきり。

カエルをとらえようとしてたんぼに近づくキツネのねらいは理解できますが、さて、カモシカは何用で畦に蹄の跡をのこしたのでしょうか。

電算システム組合議会の臨時会

きのうは、秋田県町村電算システム共同事業組合議会の臨時会へ。

春の町議選で新しく議長になられたみなさんと議会でいっしょになるのはこの日が初めて。目時重雄小坂町議長さん、菊池博悦藤里町議長さん、藤原義美羽後町議長さんはそれぞれ新任で、小林正志五城目町議長さんは再任で組合議会議員への就任です。

議会では副議長の選挙がまず行われ、小林五城目議長が指名推選で当選。平成28年度の補正予算案、監査委員の選任同意案件では八峰町議会の芦崎達美氏をいずれも原案可決としました。町議選の多かった今年の春の秋田。これで各町議会の陣容がそろい、電算議会も新たな方々を加えてスタートをきることになりました。

改選を控え勇退された方、議員として再選をかちとられた方と歩む道はそれぞれ違いますが、今回で退任となった各議長さんたちには、お世話になり教えられたこと数多く、心からのお礼をこの場からも申し上げさせていただきます。ありがとうございました。ごくろうさまでした。

▼好天でたんぼ仕事真っ盛りのおととい日曜。こちらは今後の行事をはさんだ作業日程の関係でこんな最高の仕事日和なのにたんぼに入れず思い切って休み。雪国東北の5月下旬の農家でこんなことはなかなかできることではないのですが「これもやむなし」です。

それで、この日は半日、二人の娘やその童たちとともに須川高原にでかけました。

CIMG3821-1CIMG3822-1CIMG3824-1CIMG3834-1CIMG3837-1CIMG3838-1CIMG3840-1CIMG3850-1CIMG3852-1CIMG3854-1CIMG3857-1CIMG3864-1CIMG3861-1昨年大豊作だったブナの実が半年間雪の下になっていっせいに萌芽した須川湖畔のキャンプ地、タテヤマリンドウやミネザクラが咲くイワカガミ湿原、湧き口にみられる滝や小川となる豊富な高原温泉(毎分6000㍑湧出といわれる)、残雪の鳥海山と秣岳、タムシバ群落など一幅の絵のような絶景の景色がガラス越しにおさまる栗駒山荘レストラン室での昼食など、高原の緑と花と残雪の春景色シャワーを体いっぱいに浴びてきました。これほどすばらしい高原に車でならどなたでも簡単に来られるということはなんと幸せなことでしょう。

県道仁郷大湯線が20日午後4時に開通したことで国定公園の核心部を近道で周回ができるようになりました。それもあり、栗駒登山をめざす方々もふくめ、好天続きなのできのうの高原は各県ナンバーの車で駐車場もいっぱい。人、人、人でとってもにぎやかでした。

このうえない運動会日和

20日前にすでに田植えを終えた方、田植えや代掻き真っ最中の方、中森地区では耕起作業と、週末からきのうにかけては機械や人々の忙しそうなうごきが、田子内から大柳まで村内各地区のたんぼや畑にみられました。

田植えはどうもこの週がピークとなりそう。わが家は天候にあわせるのではなく、行事予定などをみながらの田植え準備なので休日好天続きでも作業はできず、田植えはこんどの土、日曜あたりになる見込みです。

CIMG3767-1CIMG3768-1CIMG3770-1CIMG3771-1CIMG3801-1CIMG3779-1CIMG3784-1CIMG3785-1CIMG3786-1CIMG3802-1▼21日は、このうえない好天のもとでの小学校運動会。青葉若葉に囲まれて、純真な低学年、学校生活に完全に溶け込んだ中学年、それら下級生のめんどうをみながらリーダーシップを発揮するちょっぴり若者じみた高学年と、子供たちの歓声と走り、成長した子たちへおくる家族の声援が山間にひびきました。

この日はお昼休み時もやや暑いほどの日和。学校に通う子をもつ村内の家々が一同に会して外でご飯を食べるのは年に一度のこの小学校運動会だけでしょう。ご飯は大勢で食べるとおいしいものですね。

▼週末は童たちがそろうことになっていたので、所用で村内をかけまわった後の昼過ぎ、かれらの大好きなアザミと越冬用山菜のサグ(エゾニュウ)を採りに雪崩跡の渓谷へ。

CIMG3810-1CIMG3761-1昔、クマ狩りで歩いた谷には雪崩跡の雪がまだこんなに重なっていて、人里ではピークを過ぎたウドやアイコ、ホンナ、シドケ、アザミの茎、ウルイなど春本番の山菜がここだけはまだ盛り。雪の下でこれから芽を出すのもありますから、私は、雪解けにあわせて必要な時だけ山菜を採りに自然の冷蔵庫へむかいます。

CIMG3766-1CIMG3813-1この日は、ミズナラの倒木に天然のシイタケもいくらかあり、アザミの茎やウドなどとともに野の味覚を堪能しました。童たちも、おかわりするほどに喜んでアザミのトッコ(茎)をたっぷりと味わっていました。童たちがおいしそうに食べるのをみるのは、山人冥利に尽きるというものです。

なんと美しい北限近くのシロヤシオ群落

妻とふたり「年に一度はみておきたい」と通う栗駒高原のシロヤシオツツジ。

同じ仲間、ピンク色のムラサキヤシオツツジも咲き、それに高原のタムシバも咲き初めていますから「まだ大丈夫かな」と半ばあきらめながらも過ぎた16日に無理して向かいました。高原に近い山のベニヤマザクラが満開の頃にシロヤシオが見頃と覚えていましたので「もう、花時は過ぎたかな」とも思っていたからです。

農繁や行事、二人の時間がそろわないなどが重なってその年によって通えないことが幾度もあり、いざ向かうことができても今度は花が終わっていたり、花数が極端に少ない年だったりで、見頃の花景色を楽しめる年はいくらもありません。

そういう過去が何度もありますから「さて、今年は、どうかな」と、現地に行くまでがひとつの楽しみでもあるシロヤシオツツジとの出会い。

CIMG3730-1CIMG3704-1CIMG3711-1CIMG3712-1CIMG3728-1CIMG3731-1その地に近づいたら、まず先に妻が「あっ、なんだが、白いのがある」といいます。山麓には同じ真っ白のタムシバも咲いていますが、タムシバは花が大きくまばらな花つきなので遠くからでも区別がすぐにつきます。シロヤシオを見慣れている妻の目にうつったのはまぎれもなくめざす花そのもの。

東北では宮城蔵王のシロヤシオ群生地が有名だそうですが、奥羽山脈の日本海側にはみられないという不思議な花木。同じ奥羽の雪の多い地方でも県境をはさんで太平洋分水嶺側の山にしかシロヤシオは生きれず、北限は焼石岳山麓とガイド本などで知ったことがあります。でも、焼石岳山麓のシロヤシオは大きな群落を形成するほどではないのでしょうか、そうした大きな群落の紹介を耳目にしたことがこちらにはありません。

ですから、栗駒山麓のシロヤシオは、大きな植生ならば北限ものといっていいほどに尊い価値の花群落ということになります。

めざした山には、あと一日も過ぎれば散り始めるであろう満々開のその貴重なシロヤシオツツジが、ブナの青葉の中で息をのむほどの魅力にあふれ咲いていてくれました。

CIMG3743-1CIMG3746-1CIMG3748-1「えがったなぁ、えがったなぁ、今日、来て」と、心ゆくまで麗しの花を拝ましてもらい、岩手宮城内陸地震で大崩れした岩肌の山や、かって歩いた大薊方面の県境の稜線、前日に上がった焼石連峰の尾根筋を眺めながら帰路につきました。

▼きのうは成瀬ダム振興事業協同組合と村商工会のふたつの組織の総会へ出席。仕事と売上の確保、資金繰りなどに苦労を重ね、村の雇用確保と産業振興に大きな役割をはたしておられるみなさんへ深く敬意をはらいながら、みなさんの近況や考えをお聞きしました。「地方の活力源、中小の企業が栄える国づくり村づくりにいっそうの尽力をせねば」です。

ミズバショウとリュウキンカの焼石山麓行(その3)

まだ雪の上を自由に歩けますから、帰りもあちこちの湿原へ簡単に寄り道して、花、雪、水、山、空が織りなす景色を堪能。

CIMG3639-1CIMG3640-1CIMG3642-1CIMG3643-1CIMG3652-1CIMG3655-1CIMG3666-1CIMG3668-1CIMG3669-1CIMG3677-1CIMG3679-1CIMG3682-1CIMG3685-1CIMG3687-1CIMG3688-1CIMG3690-1帰りは登山道をあてにしないで沢に入り、雪のあるところを選んでわたり歩き、往きにながめた魅力あふれる湿地帯に帰りもまた立ち寄りました。午後の陽射しの下での花景色もながめてみたかったからです。光と影が美しい早朝や日暮れ時もきっとすてきな景色がここではみられるでしょうが、それは、いつか泊まりで来るときの楽しみにしておきます。

ご案内のように登山道には、小さな渡渉を必要とする箇所がいくつかあります。往きはまだ大丈夫ですが、雪解け時の帰りは水量が倍以上になることはざらです。この日はそれほどでもありませんでしたが、それでも、往きの1.5倍ほどに沢の水は増えています。少し立ち止まって、水の中になってしまった石を選び選びしながら流れを渡りました。

村で山菜採りや狩猟を業として、ハギミやマタギと呼ばれた方たちは、雪解け時の山入りでは「帰りのことを思案しろ」とよく言いました。朝のうちは簡単に渡れた川が、帰りが午後になると雪解け水で真っ黒な濁流へと川の勢いが激変するからです。

この流れで命を失った方もおり、「春の川越え、とくに本流渡りは、午前早めに限る」が教えです。こちらも、若い頃の仲間たちとの山行で、午後になってからの雪解け時の濁流渡渉で胸近くまで届く激流の中、一歩間違えば「お陀仏」という目に遭ったことがあり、その危なさは身にしみて知っています。

CIMG3692-1CIMG3699-1CIMG3700-1帰りには、シャガヂアゲそばの県境の尾根から胆沢川源流部のほぼ全体を俯かんできるクラ(崖)の上に立ちました。背後には合居川渓谷の緑、眼下眼前にはブナの緑と雪解け水の胆沢川。奥羽の森のなんと雄大なこと。若い頃に歩いた一つ一つの沢や尾根などでの山歩きの出来事が、今今のことのように思い出されます。

車に到着は3時ちょっと過ぎ。時間が早かったのでこんどは胆沢川と大森沢が合流する下流にまわり、橋の上からみなさんおなじみの景色を目にし、この日の青葉の森の見おさめとしました。

ミズバショウとリュウキンカの焼石山麗行その2

湿地帯には長年かけて厚い泥の層ができていて、それらの所々には穴が開き、集まった湧水が渦を巻いていったん土の底に落ち込みまたすぐ下流でわき出ています。水流のそんな珍現象がみられるのは焼石山麓でもここだけでしょうか。うっかりしてこんな渦の穴に落ち込んだらとんでもないことになるでしょう。

CIMG3535-1CIMG3539-1CIMG3545-1CIMG3578-1

 

 

 

 

 

 

 

水のわき出る淵にはいいかたちのイワナが二匹泳いでいました。小学校の頃、1~2年先輩の隣近所の遊び仲間たちとともに童だけで焼石にのぼり何日も小屋泊まりしたとき、よく「あかひこ」と呼んだイワナをつかまえたものです。普通のイワナとちがいヒレがオレンジ色のイワナでしたが、おそらく湧水源頭の湿地帯に棲むイワナですから、ここのイワナは「あかひこ」かもしれません。

リュウキンカ、ミズバショウ、湧水の流れ、三界山、残雪、萌え始めたブナ、これらをひきたてる青空、そしてあたたか天気、ここだけでゆっくり一日を過ごしていられるほどの楽天の地です。でも、この日は8合目の景色も楽しみにしていたので、雪割れの中に沈んで一人ふざけをしたりの後に焼石沼をめざしました。

CIMG3548-1CIMG3550-1CIMG3552-1CIMG3555-1CIMG3558-1CIMG3584-1CIMG3591-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CIMG3573-1

焼石沼近くの登山道に咲くキクザキイチゲの仲間たちも色がとっても濃く鮮やか。ここでも湿地帯のミズバショウやリュウキンカをゆっくり眺め、沼へ到着は11時50分。バッケ(フキノトウ)の群落場所で一服、昼食をとり、西側山麓で最も豊富な清水の流れる沼の湧水口の水を妻への土産としてボトルに詰めました。

CIMG3598-1CIMG3601-1CIMG3605-1CIMG3606-1CIMG3611-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厚い雪に閉ざされていた沼はようやく全体をあらわすほどになり、わずかに残っている雪が岸辺ではまだ水中に氷山の底を観るようなかたちで、青白く輝く帯のようです。沼の周囲にもまだ雪の層が厚くあり、低木やチシマザサがそれに押さえられています。雪の上を簡単に沼の南側にまわり、沼と三界山の景色をたっぷりと楽しみました。ここからの鳥海山は、いつの季節もすてきで、残雪の沼や三界山といっしょにカメラにもおさめました。

CIMG3616-1CIMG3620-1CIMG3623-1CIMG3624-1CIMG3630-1

 

 

 

 

▼きのうも役場での用務を済ませてから、やり残していた草刈りを、畦や道、法面と、妻と二人でブッシュ(草刈り機械)の振り回し。田植えにむけて、ひとつひとつ手順を踏んでの作業がつづき、あとは来週の代掻きを待つばかりです。