追加提出議案の説明

今日追加して議会に提案される循環型施設(椿台の畜舎の下部、国道沿いに建設される建物とその内部に設置される籾殻炭化施設の機械設備)の2つの契約案件や、村職員の退職管理に関する条例制定案などについて説明をうける議会全員協議会がきのう開かれ、前段には運営委員会も開催されました。

3つの議案説明だけでしたが、全員協議会は比較的時間を要しました。

CIMG4206-1CIMG4207-1午後には、新庄・湯沢地域間高規格幹線道路建設促進同盟会の第一回目の要望活動で国交省湯沢河川国道事務所へ向かいました。山形の新庄最上地方の首長や議長のみなさんも会員であり、会長の鈴木洋金山町長さんが要望内容の説明を詳しくのべられました。

こちらは出席できませんが、同盟会は今月半ば中に東北地方整備局、国交省へと要望活動をおこないます。

▼きのうは一転して雲が厚くなり、日中は長袖姿がちょうどよい気温となりました。ほどよく照り、ほどよく降る、農作物にとってはあんばいのよい天気の移り変わりですが、奥羽の山中は終日の濃霧。ガスのかかったきのうの県境尾根筋をみて、「タケノコ採りの遭難がなければいいが」と、すぐに思案がそこに及びました。

CIMG4223-1CIMG4227-1東北北部も梅雨入りとか。今朝、わが家の玄関先にカタツムリがいて、「おはよう」のあいさつを交わしました。いったん刺激したら、警戒して体を殻の中に隠し、そっとしておいて再び顔を出すまで10分近くかかりました。時世は「より早く」が主流ですが、カタツムリの世界のようなゆるやかさも、時にはわれわれに必要なのかもしれませんね。

タケノコ採り遭難者の捜索救助活動へ

「焼石岳からの日の出を久しぶりに拝んでみたい」は、ここ数年来の望みであった。それで、天気もよさそうだしということで11日の土曜日に急きょ実行の段取りをたてた。10日の深夜11時過ぎに自宅を出発する予定でそのための準備を整えて夕食を済ませ、リュックをいつでも背負えるようにして、少し居間で横になっていた。

きのう12日は、村や地元要望などでお世話になっている管義偉官房長官の政談演説会が湯沢で行われることになっていて、議会にもご案内がきていた。それで、ハクサンイチゲやミヤマシオガマの花盛りに朝日を拝めるのは「11日しかとれない」とふんだのである。

ところがである。その横になっている時に携帯電話が鳴った。電話の先方は、猟友会の先輩、消防団の部長を務めておられるKさんで、「須川で、タケノコ採りが遭難したので、明日の捜索に加わってほしい」という内容。

捜索救助隊の一員として、もちろん「遭難者捜索救助最優先」が当然なので「了解」をお伝えし、心始末を山登りから捜索へと切り替えた。「朝5時半に隊員を乗せるバスが役場を出る」ということなので、リュックに詰めた山登り用の3つのカメラや三脚を取り出し、小さなカメラ1つだけを持てるようにして、食べ物、飲み物、持ち物など中身の一部を山登り用から捜索用に詰め替え、床に就く。

翌日、目が覚めたのは3時頃。妻とともに3時半頃には起床した。消防活動もそうであるように、こういう任務は、本人だけでなく捜索隊員家族みんなの協力があって成り立つもの。いろいろと捜索のために必要と思われる細かな備品を再点検、遭難の模様を伝える朝刊を読み遭難者の名前と年齢をまず確認、4時半には朝食を済ませ待機した。

現場のすぐ近くでは、9日にもタケノコ採りの遭難が発生、10日に救助されている。だから、警察や広域消防はもちろんのこと、地元消防団は、2日連続で別々に発生したタケノコ採り遭難者の捜索救助活動にあたるということになり、捜索救助隊員たちの一定数は2日連続で山入りの方もいた。

前日の10日は湯沢雄勝管内の68歳の男の方の遭難であったが、この日11日の遭難は山形県新庄市の79歳になる女性の方。例年この山に入り続けている方で、初心者ではない様子。

CIMG4202-1CIMG4078-1須川高原地区では、タケノコ採り遭難が過去に最も多発した箇所が今回も遭難現場となった。捜索救助隊はいつものようにいくつかの班に編成された。私が属した班は、界隈で捜索活動が難所とされるうちの1つの沢に入り、なじみの隊員の方々と5人でくまれた班員の一人として捜索救助活動にあたった。

CIMG4082-1CIMG4085-1CIMG4088-1CIMG4089-1CIMG4090-1CIMG4095-1CIMG4096-1CIMG4097-1CIMG4109-1CIMG4118-1CIMG4113-1CIMG4117-1
打ち合わせ後、沢に下りる地点まで車で運んでもらい、我々の班が山入りし歩き始めたのは朝7時14分。上空からは県警や消防のヘリが我々の歩く沢の頭上からも捜索。われらの班は上流へむかって途中いくつもの滝壺などを確認しながら、ほかにも窪地や岩穴、足跡など遭難者発見に結びつく箇所に注意を払い、クマの生活痕やツメ跡までわかる新しい足跡が土に残る沢をのぼった。県内のクマによるとみられる痛ましい被害が頭をかすめた。

CIMG4123-1CIMG4138-1CIMG4141-1CIMG4143-1CIMG4159-1ほかの班からも遭難者発見に結びつく情報がないもと、沢の支流の一部にも入り、さらに沢を上流にむかいながら「今日の救助は無理だろうか」と考えはじめた午後2時24分頃、その沢に歩けないでいる遭難の女性をわが班の一同が発見。女性に目立つ大きなケガはない様子で、疲労で精根尽き果てた様子だが、話しかけにも明快にこたえられる状態に一同、ほっ。無事発見の報が本部に伝えられ、消防ヘリ「なまはげ」がまもなく我々の上空に飛来、遭難者は病院へ直接搬送された。

CIMG4164-1CIMG4170-1CIMG4177-1CIMG4185-1我々が近寄ったときの「助かった!ありがたい!」という女性の安堵の言葉と表情が忘れられない。それに、女性が無事ヘリに収容され、ヘリの隊員たちと我々が手を振り合って合図を交わし合った場面での胸の熱くなった瞬間も忘れられない。遭難者捜索救助にあたる者同士だからこそより強く感ずるのだろう連帯の気持ち、それが強く湧いてきたのである。何よりも、無事に救助することができたからこその「よかった」に、我々はしばらく浸りつづけながら沢をまたのぼり、一人の命を救う活動を終えた。

CIMG4182-1CIMG4187-1CIMG4189-1CIMG4190-1CIMG4193-1CIMG4194-1ヘリが飛び去った後、オゲッコツツジ(ウラジロヨウラク)の咲く沢の途中で休憩、無事発見救助という任務をなし終えた笑顔の消防分団部長で先輩のKさんと班の隊員たちである。沢から国道に出て、私は、この日ご来光で向かう予定であった北方の焼石連峰を振り返った。

▼この現場でのタケノコ採り遭難を防止するために、これまでも各対策がとられてきたが、これまでの延長線にある対策では遭難を防ぐことができないことはもう明瞭である。

警察、常備消防、自治体、消防団、捜索救助隊など、遭難対策は大きな費用と時間と力の傾注を必要とする。だからこそ、何よりも尊い人命優先のためには遭難そのものをなくす防止策が求められる。今年中に、法の適用などを考慮した抜本的な対策づくりが必要であろう。

同じような遭難が再発しないシステムづくりにむけ関係機関が集中して協議し、抜本対策案が練り上げられることを期待したい。そういうこともあって、文章はいつもの倍近く長くなったし、捜索中の写真や我々が手にしている捜索関係地図も載せてみた。遭難対策に関わる方々なら、写真や地図から、とるべき課題が推測、あるいはすぐに読み取れるはずである。

新たな進行方式で一般質問

CIMG4070-1CIMG4071-1CIMG4072-1新しい進行方式による一般質問がきのうはじめて行われ、3議員が村政全般を質しました。

再質問からは、質問項目1つずつに分けて質問と答弁を行う方式ですから、午後にまたがるかとも見込んでいましたが、今回は、時間制限がないもとでも午前中いっぱいですべての質問答弁が終わりました。

議員のみなさんから感想をお聞きしたら、質問された方も、そうでない方からも「これはいい」という旨の声をいただきました。まだ執行当局側からはお聞きしていませんが、お互いに協議を重ねたうえでとられた方式ですので感想に大きな違いはないでしょう。予測したように論点整理が明確になり、問うも答えるも新たな進行方式はプラスに作用したと思います。

議会事務局提供
議会事務局提供

予算特別委員会は補正予算案をすべて可決としました。審議の中では「当初予算と補正予算」の関連、つまり補正予算のあるべき特徴・性格にふれた質疑もいくつかありました。また、少しの目配りと的確な対策があれば施設の一部損壊を防げたような事例への予算追加補正がみられるなど、公共財産を保全するうえでの姿勢を問われる内容も中にはありました。

議会は、これら公共施設の保守(とくに雪害対策)については再三の注意を促してきた経緯もあり、問われた側では「なぜ、こうしたことに至ってしまったのか」についてよく検討し、答弁にもありましたが、同じような事例の再発を防ぐ態勢をしっかりとるべきでしょう。

6月議会はじまる

6月定例会議が始まり、議会の各諸般報告、村長、教育長の行政報告、補正予算案などの議案上程・説明が行われました。陳情など2件は常任委員会に、補正予算案は特別委員会に付託されました。

今日は一般質問と陳情審議、それを終えれば予算特別委員会が開催されます。

6月議会といえば「国保議会」などともいわれます。村の国保会計の現状は、「税の引き上げなしでも運営できる」という見込みであることが行政報告で表明されました。依然として厳しい家計をやりくりする国保家庭にとって国保税は最大関心事のひとつ。「据え置き方針」ということで、みなさん「ほっ」でしょう。課税限度額を52万円から54万円に引き上げ、一方で、5割・2割軽減措置の拡充がされる条例案が提出されました。

CIMG4056-1CIMG4058-1CIMG4059-1CIMG4061-1CIMG4062-1CIMG4064-1花を楽しめる期間の長いバラが家々の庭先に映える6月。萌葱はじめの初春には小花たちの存在がいかにもお似合いですが、濃緑の季節には、しゃくやく、バラ、あやめと、丈のある大輪がお似合いです。

里の野の花で圧倒的な存在感を見せるのはウドザグ(ハナウドの仲間)。ウドザグは人はまったく利用しない野草ですが、いち早く初春の山を緑に染め、ほかにさきがけて花を咲かせ、多くの哺乳動物や昆虫たちに命の糧を提供します。野のいきものたちにとっては、とてもありがたい野草です。

高嶺の焼石や栗駒では、初夏と春の花たちが見事な季節にはいります。雪が少なかった年ですので、焼石の花の名所などはいつもより今年は花のピーク時は早いかもしれませんね。

ついに、稲作りがゼロとなった沢田

戦前、戦中、戦後と、集落の人々、村民はもとより、多くの国民の食料をささえた山間の田んぼが年を追うごとに稲田の姿を消してゆきます。

国では耕作されない農地の解消を叫び、我々もその対策のために力を尽くしていますが、稲作をめぐる情勢の悪化と農家の高齢化は、農地の荒れを加速させる一方です。

とくに荒れが目立つのは、市町村でも山間にある沢や支流域に開墾された「沢田」といわれるたんぼ。わが村でも、田んぼ全体が稲作をやめた沢は年々増えるばかりです。

CIMG4054-1CIMG4055-1我が家の裏手にある2つの沢も昔から「沢田」がたくさんありました。ところが1つの大きな沢は減反開始とともに少しずつ畑地化し、稲作が完全に絶えてから久しくなっています。もう1つの沢も似た傾向にありましたが、同じ地にたんぼをもつ農家のうち、今年81歳になるKさんが妻とともにがんばって昨年までたった一戸、沢での稲作り、野菜づくりに精をだしてきました。

しかし、Kさんも、よる年波の中でついに今年お米作りは断念。いつもの年なら緑となっていた棚田も、今年はきれいに耕起はされたものの水は張られず。たまたま道路の草刈りに出てこの状態を目にし、「ちょっと、とじぇだなぁ(寂しいなあ)」と、いっぱいの作物をきれいに作付けして畑仕事に励んでいるご夫妻に声をおかけしました。

「ハダゲなば(畑だと)、草取りなんぎなんだべがら、田ぁつぐれば(たんぼをつくれば?)」
などと、Kさんの事情もお聞きしないで勝手なことを話しかけたりもしましたが、そんなことはとっくに承知のKさんは、「俺やめれば、この沢さ、へってくる人、えなぐなる(入ってくる人、いなくなる)」と、笑いながら語りました。

餓えに苦しむ世界の民、約8億。水豊か、豊穣の田があるのに活かされぬ全国の膨大な山間農地をかかえる瑞穂の国。この落差、隔たりを人類社会はいつ解消できるのでしょうか。

CIMG4042-1CIMG4043-1▼同じ種なのに、自然界にはたまに本来の色をつけない「白色」の花を咲かせる個体がうまれるものです。

今年も、山間の国道沿いにあるガザキ(タニウツギ)が、たった一株だけ白色の花を咲かせていました。ピンクのガザの花も、それはそれでよく観れば美しいのですが、なにしろどこにでもあるためかそれほど注目されません。でも、それが白花のガザとなると希少ですからいっきょに注目が集まります。

どんな世界でも、希少は価値が高くなるということで、普段ならそんなに見向きはしないガザも、「白花」というたったそれだけで通る人々の関心を集めています。
▼今日10時から6月定例会議です。行政報告、傍聴にぜひお出でください。

村議会6月定例会議にむけて

CIMG4053-1村議会6月定例会議の日程を決める運営委員会がきのう開かれました。

会議日程は、開会日の8日に行政報告や議案説明、9日に3議員による一般質問、14日に議案審議が行われ、その間に各委員会の陳情審査や特別委員会が開催されます。

最終日には、契約議案が追加上程される予定で、それに関連する内容もふくめての議案説明が運営委員会後の全員協議会で行われました。

運営委員会では、今議会から一般質問の発言方式を変えることとし、過日の全員協議会でそのことが確認されています。再質問以降の質問と答弁は、質問項目全体にわたらず、1質問項目ごとにおこなうもので、質問側、答弁側ともに、より機能的に議論ができるようにしました。これまでより時間は若干要するでしょうが、論点の整理がしやすく、議員も執行当局もより効果的な論ができるようになると思われます。

一般質問の通告時期についても、これまでの締め切り期日を改め、行政報告後とする運営基準改定を確認し合いました。これは9月定例会議から実施されるはこびで、質問通告は行政報告のあった日の翌日正午を締め切りとします。

これも、質問と答弁側双方のやりとりがより効果的におこなわれるよう配慮したものです。会議日程は少々長くなりますが、村政発展にとって積極面をもつ議会運営改革のひとつとなるはずです。

魔ともいえる魅力をもつタケノコ

「子供や兄弟姉妹たちに」と、土曜日はタケノコ山へ向かい半日を過ごしました。

CIMG4039-1こちらが向かったのは岩手県境と接する秋田側のタケノコ山。タケ藪の中、それも最も上質のタケノコが生えている箇所にはクマが今々タケノコを食べた痕が随所に見られます。最初の写真はその食べ痕です。地面にはやや土が沈んだ足跡がありますからこれはかなり大きなクマでしょう。彼らの食事場所に人が踏みいるわけですから、いつお互いに運悪くバッタリ出会うかわかりません。

山に入ったら、とにかく自分の存在をクマに早く知らせること、新しい食事痕や糞、足跡があったらその場からなるべく離れること、これが最大の事故防止です。ただ、自然界ですから、いつどこでどんな予想外のことがおきるかはわかりません。山に入るとは、そういう覚悟が必要なのだということです。

朝ゆっくりでかけたのですが、もう秋田側国道沿いは車でいっぱい。東電原発事故による山菜への放射能汚染がまだ不安ということを知り、こちらは昔から最もよく通った胆沢川流域への山菜採りはやめることにしました。たとえ安全基準以下でも、子供や童たちが汚染された山菜を口にするのは不安だからです。

岩手や宮城県が発する放射能汚染状況を知れば、放射能汚染でどこの山菜のどんな種類の山菜が対象になっているかがよくわかりますから、山菜採りに向かう方々はそういう情報をよくつかむべきです。奥羽山脈を隔てて岩手県南部、宮城県北部と接する秋田の自治体も、隣県市町村の放射能汚染情報を住民に正確に知らせることが大切でしょう。「汚染・規制されたままのものは採らない、食べない、売らない。汚染・規制されていないものは大丈夫」という、山菜、きのこについての出荷制限、採取自粛の正確な情報提供です。

CIMG4037-1CIMG4038-1CIMG4022-1県境を越えた昔からのタケノコ山には、放射能汚染のことなどほとんど大丈夫と思ってでしょう、以前と同じような人のにぎわいがみられるようですが、タケノコについても、同じように岩手・宮城側が発する正確な情報提供を秋田側は把握しているはずです。その情報を間接的にでも秋田側住民につたえておけば、住民や流通業者のあいだに広まっている不安や風評をとりはらうのにも役立つでしょう。今必要なのは、正確な情報提供です。

さて、こちらは一人で向かったタケノコ山。休日の晴天ですから、あちこちから「ホーッホーッ」と、仲間と居場所を確認し合う叫び声が山中に響き渡ります。各地でクマに襲われる事例や遭難が多発している報道に接していても、タケノコにはそんな恐ろしさを上回る魔の魅力があるのでしょう。6月の奥羽深山は一年で最も人々のにぎわいをみせる、その光景は今年もまったく変わっていないようです。

CIMG4023-1CIMG4029-1▼一年に何度か、たんぼと山と空が合わさってすてきな景色をみせてくれる山間の集落。金曜日の夕方にも、とってもきれいな雲が奥羽県境の山並みにうまれていました。

道路冬季閉鎖の早期解除がもたらす効果

国道342号線の整備促進同盟会(一関市、登米市、横手市、東成瀬村で構成)の総会が来月に予定されている。その監事役に就いているので、きのう一関市の職員さんが来村され監査を行いました。

CIMG4012-1その際、342号の冬季閉鎖早期解除による観光振興への影響を説いた資料をいただきました。早期の通行止め解除がなされれば須川温泉全体はもとより、栗駒国定公園地域につながる周遊観光ルート全域に多大な効果をもたらすことがこれをみればよくわかります。

とくに一関側の山岳国道の改良と雪崩などの防止策、わが県側の国道342号と398号を結ぶ県道仁郷大湯線の国道との同時開通、さらに国道397号の冬季閉鎖早期解除が、周遊ルートの効果をより高めるための当面の課題になります。観光立国、観光立県をかかげるのであれば、何よりもこれに優先して手を打つという政治がのぞまれます。

▼きのうは、「ねんりんピック秋田2017」の村の実行委員会設立総会と第1回総会が開かれました。これは、来年9月に行われる高齢者対象の大きなスポーツ交流・文化大会です。

村では、パークゴルフのふれあいスポーツ交流大会が行われることになり、今年8月のリハーサル大会(180名規模)を経て来年9月の本番をめざします。パークゴルフ本大会への各県への参加要請数は288人。

にぎやかさも、またよし

役場でいつもの用務を済ませ、月末にできなかった所用で村内を駆け回ったり、田植え後の後片付けなどに動き回ったきのうでした。

CIMG4011-1苗箱掃除で水を使い続けていた妻は、雨具を着けていても「さびぃ(寒い)」と言います。外気は日中でも11℃、夜は9℃。ゴム手袋がなければ水仕事はできないほどで、今朝など、たんぼの水もひやっとするほどの低温です。温度差が極端ですから、半袖でもよかったり、かと思えば長袖がほしかったり、きのうのように屋内では昼も夜もまだ暖房がはなせなかったりと、この季節特有の天候がはじまりました。

したがって、我が家の薪ストーブは、衣替えの月になってもフル燃焼のまま。「もう一度は、煙突掃除をやらねば」と妻は言います。

CIMG4009-1▼童と戯れて水槽に放したままのニガペ(アブラハヤ)と川ザッコ(ウグイ)。いざ水槽にいれてみると、観賞や癒やしとしてはなかなかの効果もので、とくに小魚のアブラハヤの動きをみていると時間のたつのを忘れるほどです。

そういうことで、餌をいっぱい購入、しばらく水槽においてみることにしました。池の鯉も増え、小さいながら口のあるものがいっきょに70匹ほど増えた我が家。人間社会では「減少、減少」の言葉があふれているためか、小魚、鯉といえど、まわりがにぎやかというのはまたいいものです。

日本列島全体の自治の気概が一点に集まって

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年に一度、全国の町村議会議長と副議長が一同に集う研修会が、きのうとおととい都内の中野サンプラザで行われた。

とくにきのうの都内は夏のような天気。沖縄の方面だろう県民特有のシャツ姿で参加されている方々もおられた。当日のサンプラザには、全国の方言が入り交じる会話もあちこちで聞かれ、最北から最南まで町や村の人々が集う全国研修会らしい雰囲気に満ちていた。

町村議会の特別表彰を受けた二つの議会の活動報告もあり、さすが特別表彰の対象になるだけの内容豊かな事例も語られた。

二日間の日程を通じて、自分たちの町や村は自分たちで治めるという自治の原点から離れない姿勢堅持が大事であること。私にとってはそういう覚悟をあらためて固めた研修会であった。

▼横手盆地から関東平野まで電車や新幹線の車窓からのぞむ景色のほとんどは緑の山と早苗が落ち着いた田園風景。「ここは瑞穂の国」であることを思わせる景色がいつものように広がる。

それにしても、秋田県南部のたんぼ一枚の広さ、基盤整備の進捗度の高さはきわだつ。これだと、機械も大型化するのは必然で、その先に待つのは何かもよくみえてくる。その「何か」にあてはまる言葉は、ひとりひとりで考えがちがうと思うので、みなさんのご想像におまかせしたい。