菅義偉内閣官房長官との要望懇談会が秋田県市議会議長会と町村議会議長会合同でおととい開催され上京していました。
町村議会議長会からの提案・要望は、地方創生の推進、農業農村対策の推進、森林保全・林業振興の推進、そして町村議会議員選挙公営範囲拡大の5点にしぼった内容です。
会には、県内25市町村の市町村議会議長全員が出席。それぞれの要望をしっかりと受け止めていただきました。官房長官は、ふるさと納税や海外からの観光客増などで制度の創設・改革に大きな役割を果たされた方です。社会発展をめざすための制度改革で「地方現場の声」をかかげた我々の要望にもきっとこたえていただけるだろうと期待しながら行動を終え暑い都内を発ちました。
往きは台風7号北上による大雨の影響で新幹線が少し立ち往生、帰りは停電の影響で新幹線ダイヤが広く乱れ遅れるなど、往来両方とも正常でない新幹線に乗ったのははじめて。
東京始発の列車でしたが上野への所用で途中下車、乗車券に確認印を押していただく時「上野で止まる電車か確認しますね。あっ大丈夫です。」と、時刻表をみながらていねいな言葉を女性の駅員さんから寄せていただきました。臨時列車などが多いときは上野で止まらない便もあり、利用者によってはそれを確認しないままで途中下車、乗れないこともありそれを防ぐためもあるのでしょう。が、こういうお知らせ言葉を駅員さんの側からかけてもらえるというのはありがたいものです。あんなに忙しい中でですからね。
帰りの新幹線では、中学生らしい少年の方と同列の席。東京駅から乗車してきた少年は通路側のB席で駅弁を食べています。こちらは窓側の席でしたから、食事を中断させることになり、「申し訳ない」の意味をこめてあいさつをし着席。その少年は仙台で下車しましたが、席を立つ時に、窓側に座っているこちらに会釈を返してくれました。まったく見知らぬ隣席の方から会釈をされることもめずらしいことですが、それが少年でしたから、私には意外。上野駅での女性駅員さんのご配慮、そして見知らぬ少年からの会釈、心がほこっと温かくなる、うれしい東京行き帰りでした。
それと、もうひとつ新幹線では記しておきたいことがあります。車内でのアナウンスのことです。日本語と英語で停車駅を知らせるあの録音アナウンスはまことによい響きで車内に届きますが、車掌さんの生アナウンスは、時々、理解できないほどに音量が低く、今回のように「遅れ」などを伝えるときには、聴き取りに苦労することがあります。ボリュウム設定が違うのかよくわかりませんが、録音アナウンスと同じ大きさの音量にするよう是非とも改善してほしいものです。高齢で難聴ぎみの方は困っていると思いますよ、きっと。
列車、飛行機、バス、数多の乗り物のアナウンス、「自分の発する声が、どう聞こえているのか、聞こえていないのか」については、乗務員さん全員が敏感になってほしいですね。