市町村議員の交流パークゴルフ大会

cimg7303-1cimg7311-1前日に気象予報士さんが「明日は一円玉天気」という言葉をつかいました。一円はそれ以上崩すことができない通貨なので「崩れない天気、つまり降水確率ゼロの完全な晴れ」という意味でした。

明けた昨日は朝から夕方までほんとに予報どおりの快晴。当日は湯沢市雄勝郡市町村議会議員交流会がありました。わが村議会が開催当番地としてパークゴルフ大会を予定していましたから、この一円玉天気は主催者としてほんとにありがたく助けられました。

おかげで参加されたみなさんは、暑くも寒くもなし、これ以上ないという気分爽快な陽射しのもとで3コースを歩き、思いっきり親善交流競技を楽しむことができました。

2部の会も含め、様々な面で情報交換や互いの理解を深め合うという交流の目的が果たされたと思います。お天道様へありがとう、歓迎を込めて参加された村当局のみなさんとすべての参加者へありがとうご苦労様と申し上げておきます。

錦のラインが急速に里へ近づく

お世話になったコンバインに、来年もまた元気に仕事をしてもらえるよう最終の注油などを済ませようやく格納庫にしまい、トラクターには除雪装置を早くも付け替えました。

乾燥調整後の玄米も冷蔵庫に積み置き、1年分以上の主食をドンと蓄えました。たっぷりと醸造している自家用味噌もありますから、少々の災害があっても1年と少しは自力で食のカナメは確保できるということになります。

農山漁村は水も豊か、田舎の広い持ち家は都市部に暮らす親戚などが大地震で被災したときは暫時の避難場所にもなり得ます。こういう農山村が全国にあれば、今後確実に襲い来るとされる都市部への大震災時には様々な面で、農山漁村からの支援が力になるだろうと考えています。

そういう災害時、何かの緊急事態時への対応という意味からも、都市とともに農山漁村も均等に発展させる国策がいつの時代にも欠かせぬはず。地方をないがしろにできないのは、そこが国民の命をまもるあらゆる意味での源だからと当方はいつも思います。

その命の源の村がいよいよ錦秋の季節入りです。きのうは、不具合になったパソコン調整をしている合間と片付け仕事の2つの合間に須川高原まで上がり、赤滝に立ち寄り、合居川の黄・紅葉名所「いずくら」の崖や天正の滝をのぞきました。

cimg7256-1cimg7259-1cimg7260-1cimg7264-1cimg7265-1cimg7266-1cimg7267-1cimg7268-1cimg7272-1cimg7276-1cimg7278-1cimg7282-1cimg7285-1cimg7292-1cimg7293-1cimg7296-1cimg7298-1須川高原の午前は霧が厚く、黄・紅葉も盛りを過ぎ始め、今は標高千㍍ラインまで下がったブナの黄葉が見事な色づきとなっています。赤滝の木々も2日前よりまた紅色を増し、「いずくら」の柱状節理の崖と天正の滝周囲は、もう2日ほどたてば県内有数の紅葉名所にふさわしい景色となりそうです。

消えゆく景色の中を散策

過ぎた休日、「川にゆきたい」と訪れた童とともに自宅前の成瀬川と赤滝に向かいました。

cimg7141-1cimg7142-1cimg7147-1cimg7149-1cimg7151-1cimg7156-1cimg7166-1cimg7212-1cimg7222-1cimg7230-1cimg7234-1cimg7236-1cimg7243-1cimg7255-113日に眺めていた赤滝は、わずかのあいだにまわりの木々が色づきを増し、黄・紅葉の錦模様で滝景色が映えるのはこの週のうちにくるのではと思われました。

滝の周囲の林間と小沢の散策では、思わぬキノコたちにも出迎えてもらいました。

cimg7188-1cimg7192-1cimg7209-1cimg7184-1cimg7172-1cimg7169-1cimg7207-1童の大好物のサモダシ(ナラタケ)と黄金色に輝く大きなナメコには大はしゃぎ。いい香りのブナシメジ(シロタモギタケかな)もあり、アケボノサクラシメジもニョキニョキ。小沢では清水でのどをたっぷりとうるおしました。

滝も、ブナも、小沢も、清水も、社も、みなまもなく消えゆくものたちばかり。2016年の秋の景色を眼に刻み、流れの音を耳に刻み、社へお参りしました。

cimg7248-1帰りには、甘みが凝縮した晩々生のアケビを見つけ、希少な味も楽しみました。

緊張、笑顔の学習発表会

cimg7064-1cimg7061-1cimg7067-1cimg7080-1cimg7085-1cimg7086-1cimg7089-114日は、午前に農業委員会の10月総会と、村内の農地パトロール。

午後は、成瀬ダム建設促進期成同盟会の現場視察がありました。会長の高橋横手市長さんや、大仙市、湯沢市の各同盟会員、関係市町村担当職員とともに町屋成瀬ダム工事事務所所長さんから工事概要などの説明を役場で受けた後に現場に向かいました。

2号トンネルや各作業用道路などの工事現場でもそれぞれ詳しい説明を同事務所の工務課長さんからお聞きしました。1年増しに現場が変化している様子を写真でご覧ください。

cimg7094-1cimg7098-1cimg7102-1cimg7106-1cimg7110-1cimg7112-1cimg7115-1cimg7117-1cimg7096-115日は小学校の学習発表会にご案内をいただきました。熱演で拍手喝采のクラスごとの発表も、最後の100人全員による「ふるさとの歌~悠久の風にのせて~」の合唱と群読もすばらしいものでした。昨年から1年、子供たちの心と体の成長はほんとに早いものと目にうつります。毎年この日は、学校教育というもののありがたさを思う日でもあります。

わが子、わが孫、わが村の子、わが学校の子に注ぐ会場の熱い視線もこんな感じです。

cimg7254-1今朝もまた雨。10月はじめの天候不順で例年より稲刈りの進みが遅れていました。それでも休日をふくめた過ぎた週は天気もよく、法人組織などもようやく刈り作業を終わりに近づけたようです。

村全体では、一部でカメムシ被害などもみられたようですが、総じて同じ1等米でも例年より品質のよいお米が収穫できたのではないかと私はみています。我が家も、二番米がこれまでにないほど少なく米粒も例年より少し大きめかなと感じていました。果たして村全体の量と質の結果はどうなるでしょうか。

久しぶりに赤滝へ

きのう午前は広域市町村圏組合議会の臨時会があり、前段に全員協議会も開かれました。主な案件は、新消防庁舎建設用地測量業務の委託料予算300万円の補正案や条例制定案など。

全員協議会では、12月議会に上程される予定のごみ処理料金改定案(29年4月から稼働する新ごみ処理施設にともなう)についての説明なども行われました。

午後には、村を会場に県南町村等監査委員の総会と研修会が開かれ、こちらは後段の日程にご案内をいただき出席。

cimg7056-1cimg7045-1cimg7051-1cimg7055-1その合間に、赤滝をほんのわずかの時間訪れ、久しぶりの滝景色をつかの間でしたがながめました。夏の終わりにあった一度の洪水で滝壺下流の流れは大きく変わり水流の幅が広がっていました。滝をひきたてる周囲の黄・紅葉に見とれるほどの美しい彩りはまだほとんどなし。今年はやはり色づきが遅れているようです。

東京・羽村市議会から教育行政視察

cimg7034-1 cimg7035-1全国の市町村議会から村への行政視察が今年も続いています。きのうは東京の羽村市議会総務委員会のみなさんが「小中学校の学力向上の取り組み」についてを研修目的に来村され、いつものように総務教育民生常任委員長とともに歓迎を込め対応しました。

今回の会場は中学校。教育長の説明後におこなわれた質疑応答のなかでは、委員会活動が旺盛になされていることを裏付けるように具体的な課題での視点鋭い質問もありました。こうした質疑応答が交わされると同席している私たちも大変勉強になります。

きのうは同じ時間帯に、京都府伊根町立伊根小学校の校長先生も他県にむかう途中でお出でになり、視察時間をともに過ごされました。伊根町は先年、わが議会が行政視察でお世話になったところ。日本で最も美しい村連合の同じ一員で、こういうことで訪問いただき同席できたことに不思議な縁を感じたところです。

ダイモンジソウが見頃

鳥海山や岩手山など東北の高い山々に初冠雪がありました。そんな季節になると、村の野の花も終わりの頃をむかえます。

cimg7028-1野の花のなかで最も遅くまで美しい姿を見せてくれるのはリンドウやダイモンジソウ。我が家のダイモンジソウもしばらくの間見頃の花を咲かせつづけています。池のまわりはコンクリートですが、水しぶきで湿っぽく苔も生えるほど。その脇に種がこぼれて実生が自然に育ち、鉢の外にも少しずつ本数が増えています。きっと赤滝の壺岩に生きるダイモンジソウもいい花姿を見せている頃です。

cimg7004-1cimg7006-1cimg7011-1野の花の季節はしめくくりの月ですが、そのかわりに私を楽しませてくれるのは多彩な色かたちのキノコたち。真っ白な姿は菌類で最強の毒をもつテングタケの仲間。どうしてなのか、同じ猛毒でも「白装束の猛毒」の仲間には目がしばらくのあいだとまり、カメラをむけたくなります。

cimg7015-1cimg7020-1cimg7021-1橙色は食べられるキノコのナギナタタケの仲間でしょう。ホウキのような老菌はネズミハギモダシ(ウスムラサキホウキタケ)で、食べるには今が限界という姿です。晩生のフジミャゴ(シャカシメジ)もにぎやかな株がまだ見られる里山です。みんな、先の休日に私のお相手をしてくれた森の仲間たちです。

秋田は広し

cimg6891-1cimg6897-1▼毎年、各町村に出かけての議長会の理事会が今年は八郎潟町で行われ、6日から7日にかけて干拓前からの湖岸の歴史が刻まれる町にいました。

cimg6901-1それまであまり八郎潟町の面積認識を深くしていませんでしたが、ここはわずか17平方㎞ほどの町。大潟村で約170平方㎞、わが村は約203平方㎞ですから、たまげるほどの面積に人口が集中している町といえます。

「役場で大声でさけべば全町内に聞こえる」などという冗談も話されるそうですが、町内各所を視察してみてそれがあながち冗談でないことを知りました。この地方は屋根の雪下ろしなど必要ないということで、面積もふくめ、地理的には治めやすい自治体なのではと感じたところです。台風による大災害のあったお隣岩手の岩泉町などは1000平方㎞に近い広さの町もあるのですから、町村はまことに多様です。

秋田市までなら諸会議でよく出かけますが、それより北は同じ県内でもめったに向かうことがありません。我々のように県南の端からだと高速道路を利用してもかなりの時間を要する地域だけに、距離感、風土、気質、文化、伝統などをふくめ「秋田はひろいなぁ」と、たまにおとずれればよけいに感じます。なにしろ青森県境の小坂町や藤里町、八峰町などさらに北の地もあるのですから。

▼8日は、68歳で急逝されたIさんの葬儀でした。故人は長い間議員活動をつとめられていた現職の市議であり人望の厚い方でした。ご逝去を悼む多くの方々の無念の情が深く漂う会葬の場となりました。あまりに突然のことなので受け入れがたい訃報でしたが、ご棺を前にしてその現実をみとめなければならず、ただただご冥福をお祈りしました。

cimg6911-1▼雨天の休日は、機械の一部掃除やあとかたづけなどに終始。お米の出荷も終わり、今年の収穫作業をしめくくりました。8日、肌寒くなり、ついに薪ストーブも初稼働です。

 

cimg6932-1cimg6933-1cimg6951-1cimg6960-1cimg6972-1cimg6986-1cimg6993-1cimg7002-1cimg6918-1▼雨の降り止みには、遊びに来た童らを連れてつかの間の里山散策へ。目的はクリカラモダシ(クリフウセンタケ)やハタケシメジなどのキノコ狩り。(こういう場面は「採り」ではなく、「狩り」の言葉が似合います)。クリフウセンタケは一箇所での発生量も多く童たちとの狩りには最適のキノコ。今年は大がつくほどの豊作です。童たちは時々クマ避けの大きな声をあげながらキノコ狩りを楽しんでいました。行く途中には、大きなオスヤマドリもいて、童たちにははじめての出会いです。ドングリでも食べていたのでしょうか。


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里山のヤマグリも今年は虫食いが少なく品質が良くて豊作。キノコの森のあちこちには栗の木も多く、クマがヤマグリを食べた跡が随所でみられます。わが集落でも「子連れのクマが道ばたの森にいた」「夜に大きなクマが家のそばの国道を横切った」など、クマの新しい目撃談がいっぱい。これからは豊作のヤマグリやドングリ、果樹などをめざしてクマの活動がより活発になる時。朝夕の散歩やキノコ採りなどではくれぐれもご注意を。

無念、60歳代の急逝

身近におられたまだ60歳代の方お二人の訃報に突然接することになりました。

お一人は身内のSさん、お一人は青年運動や政治活動を長い間ともにしてきたIさん。いずれも病魔に冒されてのご逝去です。

今の60歳代はまだはたらき盛り、やりたいこともいっぱいある「人生、これから」という年代です。闘病中におかれたお二人の心境、無念の思いを察すれば、あまりに酷で胸がしめつけられます。平穏な日々のくらしが激変となったご遺族のみなさんを思うと言葉に詰まります。

お二人と過ごし接した日々を思い起こしながら、ご逝去を悼み心からのご冥福をお祈りいたします。

今日は里山の幸たちです

今日は里の山の幸たちをご紹介です。

cimg6815-1cimg6819-1cimg6816-1cimg6838-1cimg6847-1cimg6706-1まずは、こちらが最も好むキノコのひとつクリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)です。いつもの年より一週間ほど遅れて、落ち葉をもたげながら顔を出し始めています。

ホンシメジはほんのわずかしかまだ見られませんから、これからに期待というところ。

cimg6689-1cimg6694-1姿形はいかにもキノコらしくとっても立派なのに、我が家では一度の体験で「これは採らなくていい」と、おいしくないキノコの代表としてあげているアケボノサクラシメジも見事な茎を見せています。

cimg6733-1cimg6738-1cimg6745-1cimg6748-1cimg6756-1今年もホウキタケの見事な菌列と出会えました。おまけとして、そのそばにはめずらしいシロホウキタケの大きな一株も。アカマツの樹下にはアミッコ(アミタケ)も群生です。

 

cimg6764-1cimg6774-1cimg6785-1cimg6800-1cimg6802-1cimg6805-1cimg6762-1里山のシシタゲも上々の発生具合で、人によって、所によっては「豊作」という年になるようです。里山の小さなミズナラにも、まれにこんなマイタケがみられることがあります。

山神様からは、今年もいろんなお土産をいただいています。秋の山歩きは、適度?な運動と気分転換になり、写真にすれば記録としても後日に楽しめます。加えてこんなにたくさんのお土産も手にでき、食卓はまさに連日の高級キノコ三昧。それに子供や兄弟姉妹など近い身内へのお裾分けではみなさんに喜ばれます。何よりもうれしいのは、キノコ、山菜大好きの童たちが「おいしい」と言いながらたくさん食べてくれること。

こうですから、多少あちこちが痛くても、山歩きはやめられませんね。