村道の改良、林道・作業道保全の大切さ

冬期も除雪車が入れるような生活道路整備を長年計画的に進めてきたわが村。整備は人家が連担するところなどを重点的に進められ、要望箇所の改良・新設はあとのこすところわずかとなっています。

滝ノ沢菅生田地区にもそうした箇所がありましたが、今年その箇所の工事が着手され、あとは舗装ができれば完成という段階まで工事は進みました。

滝ノ沢地区にはもう1箇所人家の連担する所からの道路改良要望が以前からあがっていて、議会も現場を何度も視察しています。そこも早く要望に応えられるようにしたいものです。それが実現できれば、集落を貫く村の大小生活道路は改良整備がほぼ終わり、村による除雪体制がいっそう充実されます。

▼道路の大切さということでは、村道だけでなく過去に多額の費用が投下された村管理の林道や集落の農道、それらの道からつながるやはり多くの費用を投じて造られた林道作業道の維持管理も重要な課題です。

これらの道路についても村は総合計画でその保全の重要さを新たにかかげました。わが集落にある作業道でも、計画の視点に基づいて今年も村による維持管理の作業が手早く行われ、沿道の草刈り柴木刈り、そして道を横断するコンクリート管の土砂詰まり除去、側溝の開鑿、道路への砂利敷など的確な保全措置がとられています。

沢筋の農地が荒れ、林道だけでなくそれらに連なる山に入る農道の管理すら手不足になっている昨今です。なので、林業の振興はもちろんのこと、集落の生活をささえる村内全体のこうした山に入る道の維持、修繕、保全・管理が、山村の政治にとってはとても大事な務めとなっています。山の道は、いったん荒らして木が生えたり、側溝や横断管などが詰まって路面を水が走るようになれば、その復元にはまた多額の経費がかかるからです。