暦で二十四節気の大暑をむかえる頃になると、ヤマユリ(村の花)やオミナエシが咲き始めます。
連休は、こうした花たちに囲まれながらすでに割り終えていた薪の嶋積み作業(2021年秋から利用する薪)に入りました。その作業で手にした薪のうちのたった一本からだけですが新芽が出ています。柳やサワグルミ、栃などの木ではよくあることですが、切られてかつ割られた真夏のナラ材からこういうかたちの新芽が出たのを目にするのは稀なこと。これも「今年は異常」といわれる長雨で薪が乾燥できないための結果なのでしょうか。
連休で訪れた童たちを川の水浴で遊ばせたかったのですが、連日の雨で流れの濁りがとれず、遊びは川岸での石投げとカジカガエルとのおつきあいだけ。まだツナギ(小さなアブの仲間)も出ない今の季節は、天気さえよければ川は童たちにとって最高の天然遊園地となるのですが、なかなかそんな恵まれた日が今年はやってきません。
代わりに、野イチゴを摘んだりキノコをながめたりで、梅雨時の自然に触れさせました。
▼今日から明日の二日間、東北日本海側への大雨予報が出されました。秋田も村も、梅雨末期の大雨を過去に幾度も体験しています。とくに明日は県南部に強い雨雲が来そうです。役所でも個々でも今のうちに必要なこと、できることに備えておくべきでしょう。