梅雨時だからあたりまえかもしれませんが、それにしてもこの豪雨続きの長雨にはこまりました。カタツムリやカエルさんたちは雨天続きを歓迎しているでしょうが。
長雨が与える農作物への影響を先日少しのべました。害をうけているのは生りモノだけではないようで、たとえば葉タバコなども「消毒が適期にできず病気がひろがる」という心配があるようです。長雨は、病気の蔓延ということでも作物への影響をジワリジワリと与えはじめています。
羽化したトンボたちも、梅雨時に羽化真っ盛りとなる蛍たちも、羽根を存分にひろげて飛べる日が少なく、きっと彼らも早く晴れの日がくることを待ち望んでいるでしょう。
7月になれば所によっては一度目の発生を見せるハタケシメジ。まだ本番の季節ではないのでそれほど大きくなることはありませんが、それに長雨が重なったので、たった一本が勢いのない形で草むらに見られました。
一方、梅雨の長雨だからこそ見映えがするのはアジサイの花々です。村では初夏を告げる野のエゾアジサイも花壇や庭先によく見られる園芸種のアジサイも今が花盛り。雨に照り映えるアジサイの花を目にすると、どんよりとした雨天続きでやや憂鬱な気分も薄らぐように感じます。自然は、それぞれの季節に見合った心癒やしの花をよく咲かせてくれるものです。
先日はヒグラシの声を初めて聞きました。人里ではもうバラエヂゴ(ナワシロイチゴ)も熟れ始めていますから、梅雨明けはもう間近と思われます。