高原も花のバトンリレー

過ぎた週末、所用で須川高原に上がった途中に少しの花たちをながめてきました。

オゲッコツツジ(ウラジロヨウラク)はかろうじて遅咲きの株に花が観られますが、春の花たちは終わりを告げ、シャクナゲやヒツジグサ、キンコウカなどが花盛りで、高原も春から夏の花たちへのバトンリレーがつづいています。

途中、国定公園に入ってすぐの国道端に真っ黒な物体が見えます。車が近づいたらそれはゆらりと動きました。大きなクマです。カメラを取り出す間もないうちに、こちらに気づいてすぐにやぶの中へ入りましたが、これがもし徒歩や自転車、バイクなどの方が通っていたときならと思い、ゾッとしました。

時々、自転車乗りの方や歩いている方を見かけますが、人通りの少ない山地や集落でも山際の道ではラジオなど音を出して通ったほうがよさそうです。クマと人がお互いに運悪く近距離で遭遇してしまったら、これは危ない。とくに親子グマは。県内の出没情報では、車に体当たりしてきたクマもいたそうですからクマも様々。油断はできません。