お盆も真夏日

真夏日が続くなか、今夏で最も暑い昨日お盆をむかえました。

帰省の方々も「暑さは東京と同じ」とか、「東京より暑い」などと語りあっていました。風がほとんどなく湿度も高かったきのうは、「暑い、暑い」と言う言葉を今年に入って最も多くつぶやいた 一日となりました。

でも、村では「盆過ぎれば、あぎがぜぇ(秋風)、ふぐ(吹く)」といい、秋の彼岸を待たずに、お盆の頃が夏と秋を分ける境い目の季節とされてきました。おそらくこの暑さも、心配されている西日本のお盆を直撃しそうな台風10号まで。それが過ぎればやはり夜朝の肌は「秋風」を感ずるようになるでしょう。

きのうは帰省していた身内の人々をご案内して須川高原まであがり、栗駒山荘で久しぶりに昼食をとりました。お盆のお墓参りもあってでしょうが、秋田側も岩手側も、駐車場には予想したより車の数が少ないと感じました。

お盆には、村の各集落で夏祭りがあり、それぞれで花火も打ち上げられました。おおよそのたんぼでは稲が開花期を終え実を結んだので、あきたこまちの稲穂が膨らみ始め傾いてきました。お盆を過ぎれば、秋風にのせられて人々の心も秋へ秋へと移ろわされます。