9日、家のすぐそばを散策していたら、1㍍ほどの近さの足下から突然大きな鳥が1羽飛び立ちました。それはデロガモ(泥鴨・カルガモ)です。
「おかしいな、なんで水辺より15㍍ほど離れた陸にカモが?」そう思いながら飛び立ちの所をみたら、そこには大きな卵が5つ。「巣」などとはとてもいえないただの窪みに、にわとりの卵とほぼ同じか、少し大きめかなと思われる卵があります。
こんな陸の巣で抱卵するのですから、獣たちに簡単に襲われることもあるのでしょう。我々がもっともよく目にするカルガモたちの群れ。ああやって飛んでいるカモたちは、そういう天敵からの危険を偶然にも避けられた幸せものたちなんだと思わせられました。
それから3日目の12日、卵がどうなっているかまたのぞいたら、その前5個あった卵が8個に増えています。これにはまたこちらもやや驚きです。
みな無事に雛となり、親とともに飛び立ちの日をむかえられればよいのですが、あまりにも目につきやすい所にあるので、カラスや獣たちの害を避けられるのかとっても心配です。なにしろ、ニワトリより一回り小さな体のカルガモなのに、その卵はこんなに大きく白く目立つからです。
▼14日にはたんぼに水を入れ、きのうは荒代かき。田のくろ塗り(畦塗り)を手作業でやっていることもあって、我が家の代掻き作業は、荒代掻きと本代掻きの二回です。
代掻きでは、ケラムシやミミズ、カエル、小さな虫などがいっぱい姿をあらわします。それを食べようとカラスやムクドリ、セキレイ、スズメたちが私のそばからはなれずに一日いっぱい仕事のおつきあいをしてくれます。
カラスは、カエルや大きなミミズを「そんなにたくさん食べてだいじょうぶなの」と思うほどひっきりなしに口に入れています。山の巣にいる「7つの子」たちに食べさせるためなのかな?と想像もしてみたりでした。