10日は、早朝5時からたんぼの堰組合一同による堰普請。用水路沿いに残る雪をみて「こんなに雪が多く残っているのは久しぶりのこと」などと語りあいながら作業をすすめました。
午後には村主催による部落長・行政協力員会議が開かれ出席。
村と議会に出されていた各部落(自治会)の今年度の新規要望について、地区代表者から説明があり、それに対して村の各担当課長から現時点での考え、対応策が報告されました。
緊急性や少額の予算で実施できる要望については本年度中に具体化されるものもあります。が、多くは6月に村と議会による現地調査などを経て内容がさらに検討され、これまでと同じように次年度予算措置やそれ以後の実現という方向で対応されます。
昭和、平成と大きな市町村合併を経て、市町村の自治能力が厳しく問われるなかで我々は過ごしています。そういうなか、人口減少社会が加速し、集落単位の発展を人口・世帯維持という面からどう図るかということにも特別の関心がはらわれる時代になっています。
個性あるそれぞれの集落を発展させるカギをにぎっておられるのは、部落や自治会のみなさんの力です。毎年あげられるハード面の生活環境整備充実をはかることは大事です。それとともに、今の時代は一定の人口を維持するための部落・自治会としてのソフト面の創造性あふれる豊かな発想と行動もより深く求められます。
改選となり新たな体制を決めた議会も、一定の人口維持策をどうはかるかを、ひきつづき最大課題のひとつとしてとりくみます。議会と議員にも村政と関わる声や要望をどんどん寄せてくださるようお願いしながら、懇親会での一言あいさつと乾杯発声に立ちました。
▼12日はわが部落「山神社」の祭り日。前日には分社をもつ入道地区も祭り日。合計世帯数約215の部落で、4つの親子会の神輿やえびす俵、それに青年会や有志団体の恵比寿俵が2つ、合わせて6つの団体の担ぎ手によって部落の願いが奉納されました。晴天の祭り日。きのう奉納の練り歩きは朝から午後の2時過ぎまで続き、奉納の度にのろしの花火が山々にこだまし、小さな煙の塊が若葉を背景に浮かび広がり、春風に流れ消えました。
この祭り日になればいつの年もわが集落は山菜が真っ盛り。雪解けの遅れなどもあっていつもの年よりやや遅れ気味の山菜ですが、それでも家々の祭りの食卓には、まだ若くてやらかいウド、ホンナ、ウルイ、アザミ、シロデホンナ(ソバナ)、笹子、ワラビ、アエコ、タラノメ、コサバラ(コシアブラ)などがいっぱい。いよいよ毎日山菜づくしの「春の食」のはじまりです。野には、フクジュソウやイチゲ花、カタクリからバトンを受けた小花のニリンソウが盛り。里山の春紅葉は今がピーク。我が家のしだれ桜も散り始めです。